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「恵比寿南一公園」刷新へ 事業者にサッポロ不動産開発ら、ドッグランやカフェも

整備後の「恵比寿南一公園」のイメージ

整備後の「恵比寿南一公園」のイメージ

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 「イカ公園」の愛称で知られる「恵比寿南一公園」(渋谷区恵比寿南1)の改良整備を行う事業者に、サッポロ不動産開発を代表とする事業体が決まった。

現在の「恵比寿南一公園」の様子

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 渋谷区は、公園整備に加え、周辺地域全体の価値向上、恵比寿駅周辺を含む地域の交流を促すような公園になることを期待し、「Park-PFI」制度を導入し事業者を選定する公募型プロポーザルを行っていた。「Park-PFI」は、飲食店・売店など収益施設など(公募対象公園施設)の設置と、園内・周辺の園路などの公園施設(特定公園施設)の整備・改修、整備後の管理運営を行う事業者を公募する制度。区内の公園では北谷公園(神南1)に次ぐ2例目の「Park-PFI」事業となる。

 事業体は、維持管理・運営を行うサッポロ不動産開発を代表企業に、施工を担当するスターツCAM(江戸川区)、設計・監理のUDS(代々木2)で構成する。

 同公園はJR線の線路を挟み恵比寿ガーデンプレイスと隣接。面積は2016.79平方メートル。区が拡大を図る「プレーパーク」や植栽、ベンチ、事務所などに加え、敷地面積143.1メートルに地上2階建て、延べ床面積286.2平方メートルの施設を建設する。

 整備では「育つ」「つながる」「広がる」をキーワードに、「子育て、地域交流、コミュニティー拡大に貢献する」公園づくりを目指す。従来は設置された遊具による遊びが中心だったなか、「子どもの自発性や創造性を育むこと」を目的に、子どもが自ら作る遊び場、プレーパークや小さい子ども向けの「はらっぱ広場」を設けることで、子どもたちに「遊びを通じた学び(人間性・社会性の創造、情操教育)の場」の提供を図る。施設にはペットも一緒に過ごせるカフェを出店するほか、街を回遊する人たちなど向けにサロンやホテルなどペットの一時預かりサービス、屋内多目的スペースでのドッグランなども予定する。

 1月5日着工、7月完工、9月供用開始予定。 

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