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表参道に仏発ベーカリー&カフェ「ゴントラン シェリエ」 日本再上陸1号店

「うれしくてワクワクする」と再上陸を喜ぶゴントラン・シェリエさん

「うれしくてワクワクする」と再上陸を喜ぶゴントラン・シェリエさん

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 フランス発ベーカリー&カフェ「GONTRAN CHERRIER(ゴントラン シェリエ)」の再上陸1号店が7月10日、表参道・青山通り沿いの商業施設「ラ・ポルト青山」(渋谷区神宮前5)にオープンした。

店内で焼くパンが並ぶショーケース

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 2010年、3つ星レストランに勤めていた経験を持つ仏ブーランジェのゴントラン・シェリエさんがパリ・モンマルトルに1号店をオープンした同ブランド。2012(平成24)年、ベイクルーズ(当時)運営で日本に初上陸を果たし2017(平成29)年まで展開。今回、名鉄協商(愛知県名古屋市)がゴントランシェリエインターナショナル社と日本国内独占マスターフランチャイズ契約を締結し再上陸を果たした。

 シェリエさんは「お客さんと良い関係、コミュニケーションが取れていたところでの撤退となり悔しかった。どうしても日本でもう一回やりたかった」と再上陸を模索していたと言い、「イノベーティブなメニューを面白いと楽しんでくれる」ことから、シェリエさんにとって日本は「特別な地」と位置付ける。再上陸1号店となる「ゴントランシェリエ東京青山店」出店するエリアは、シェリエさんが日本滞在時に足を運んでいたエリアで、近くで開かれているファーマーズマーケットで買い物をするなど親しみのあるエリアだという。

 店舗コンセプトは「ゴントラン邸」で、階段でつながる2フロアを邸宅のように見立てる。1階はベーカリー、2階はカフェを展開。1階の店頭には、フレンチクレープ(734円~)などを提供するテークアウト専用コーナーも設ける。席数は1階テラス席=14席、2階=34席。ブランドカラーの黄色を随所にあしらうほか、階段の壁面や2階の椅子の座面などには日本の伝統色である「御召茶」も取り入れている。

 店内で焼くパンやパティスリーは約80~100種類を用意。「定番商品」のクロワッサン(313円)は、オリジナル配合の小麦と仏ノルマンディー産の発酵バターを使うなどレシピを一新した。かねて「人気」の、食パン生地にイカ墨ペーストを練りこみブラッククミンをあしらう「イカ墨バンズ」(302円)、新メニューとなるローズマリーのクイニアマン(388円)などもそろう。以前からみそなど日本の素材を使ったパンも作っているが、「日本の文化とフランスの文化の懸け橋になりたい」と新メニューも複数用意。ライ麦を使った生地に愛知の八丁みそを合わせる「赤味噌(みそ)セーグル」(734円)、抹茶の生地に北海道産の小豆を使うあんを包む「あんこと抹茶のクロワッサン」(486円)などをラインアップした。

 再上陸に当たり「充実させた」というパティスリーやスイーツのメニューは、ココナツを使う一口サイズの焼き菓子「ロッシェココナッツチョコレート」(248円)、焼いたメレンゲにホワイトチョコのクリームとラズベリーを使うケーキ「パブロヴァ」、ヘーゼルナッツタルトにレモンケーキを使うケーキ(以上各756円)など。そのほか、サラダや手作りジュース、マーマレード、コーヒー豆なども販売する。

 2階のカフェでは、みそのビネガーソースをかけるオーブンでローストした野菜とそばの実のリゾット(1,630円)、ミルクで煮込んだオートミールをローズマリーシロップに漬け込んだフルーツと合わせる「オートミール-フルーツポッシェとヘーゼルナッツ」(715円)などを提供。トマト・タマネギ・ナス・ズッキーニ・ひよこ豆などをソテーし野菜のブイヨンで炊いたクスクス(1,188円)は、別添えのアリッサソースをかけて食べる。モーニング以外(11時30分以降)は各プレートに食べ放題となるパンが付く。

 シェリエさんは「うれしくてワクワクする」と再上陸を喜び、同店について「パンだけでなくレストランなど全ての技術を見せられる大きな店になる」と話す。

 営業時間は7時30分~21時(状況に応じて変更)。

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