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表参道で「2021年宇宙の旅」展 SF映画題材に、赤瀬川原平ら9組の作品展示

3章にわたり9組の作品を展示する場内

3章にわたり9組の作品を展示する場内

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 展覧会「2021年宇宙の旅 モノリス_ウイルスとしての記憶、そしてニュー・ダーク・エイジの彼方へ」が現在、表参道「GYRE(ジャイル)」(渋谷区神宮前5)3階のギャラリー「GYRE GALLERY」(TEL 03-3498-6990)で開催されている。

「宇宙の罐詰」など赤瀬川原平の作品

 1968(昭和43)年に公開されたSF映画「2001年宇宙の旅」にインスパイアされた同展。同作品は、猿人が謎の黒い石板「モノリス」に触れたことで道具を手にすることに目覚め、「ヒト」へと進化。宇宙へ進出するまでに発展した人類は「モノリス」の謎を解き明かすため初の有人木星探査に出発するが、宇宙船ディスカバリー号をコントロールしていたAI(人工知能)「HAL9000」が乗組員に反乱を起こす内容。

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 同展は映画の時代背景となった2001(平成13)年から20年経過した現代に、「『HAL9000』の夢」、「『モノリス』のビジョンとは何か」を問い直し、「宇宙旅行」「AIの反乱」「非人間的な知性」「人工的な進化」など、同作の中で提案されたテーマを現代の芸術作品で探求していく。

 ファサードには、「モノリス」を模した構造物を象徴的に配置し、場内は3章で構成する。第1章「時空の歪み」では、缶の外側のラベルを内側に貼ることで「宇宙を包み込んだ」作品「宇宙の罐(かん)詰」など赤瀬川原平の作品や、英アニッシュ・カブーアさんが長年作っている「宇宙なる物体」シリーズに連なる作品でブラックホールのような黒いオブジェ「サイフォン ミラー_クロ」などを展示。

 第2章は「月面とポストトゥルース」。森万里子さんの「トランスサークル」は、人工石9体で「ストーンサークル」(環状列石)を形作り、その内部で光るLEDは数値化した太陽系の9つの惑星群の動きを表現している。仏ピエール・ユイグさんの「100万の王国」は、「It‘s a lie(これはうそです)」という文言からスタートするアニメーション。線で描くキャラクター「アン・リー」が月面を歩く姿に合わせ、アポロ11号月面着陸計画の物語と仏小説家ジュール・ベルヌの小説「地底探検」の一説を混ぜ合わせたナレーションを、宇宙飛行士ニ―ル・アームストロングの声でデジタル合成している。同所には、「ウィキリークス」が発表した、ネバダ砂漠で月面着陸が撮影されたことを示す映像も参考展示している。

 最終章「隠喩としてのスターチャイルド」では、「人類を超越する存在とは何か?」を探求するアーティストの表現を紹介する。米ネリ・オックスマンさんは、「新しい宇宙服」として、3D印刷で設計した衣服(コルセット)型の人工臓器と培養した微生物を融合する「流離う者たち」を提案する。大学の教授らで構成する「プロとエイリアン・プロジェクト」の「FORMATA」は、地球外に存在するかもしれない生物のようなものを人工的に発明することに挑戦するプロジェクト。宇宙空間を疑似的に作り出せる装置の中で、宇宙空間にも存在する液状物質「ホルムアミド」が能動的に移動・変形などをする様子を観察することで「生命とは何か」などを問い掛ける。

 開催時間は11時~20時。入場無料。4月25日まで。

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