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ニューバランスや渋谷区が連携 仕事に運動習慣を取り入れる働き方提案

「Worktiveプロジェクト」発足会見より

「Worktiveプロジェクト」発足会見より

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 ニューバランス ジャパン(千代田区)や一般社団法人渋谷未来デザインらが3月29日、仕事に運動習慣を取り入れる働き方「Worktive(ワークティブ)」を提案する官民連携プロジェクトを立ち上げた。

渋谷ヒカリエに展示する「THE CITYコレクション」

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 「ワークティブ」は、「work=働く」と「active=活発的」を組み合わせた造語。昨今、新型コロナウイルス感染症の流行に伴いリモートワークや在宅勤務が推奨されるなど「多様な働き方」が求められるなか、アスレチックブランドを展開する同社がスポーツを軸に「働き方の提案」を図る。働く時間に運動習慣を取り入れることで、仕事のパフォーマンス向上」につなげる。

 今回、カルチャーなどの発信地であり、「いろいろな働き方も生まれてくる場所」で、多種多様な人がいることなどから渋谷区でプロジェクトに取り組む。渋谷未来デザインは、渋谷区が基本構想で示す7つの分野に関する社会課題の解決策や可能性を、産官学民連携で取り組んでいく組織で、今回は「健康・スポーツ」「ビジネス」分野に関する取り組みとなる。

 同プロジェクトでは、同法人の会員やスタートアップ企業などからモニターを募集し、働く時間に運動を取り入れることでどのような影響があるのかを調査する実証実験を行う。モニターには、同社が2月からスポーツ用品チェーン「アルペン」で販売している、ワークティブに向け開発した「THE CITYコレクション」の提供を行ったり、運動の取り入れ方を提案したりするほか、ワークティブを取り入れたい企業へのノウハウやコンテンツの提案などを行っていく予定。実験の結果などは、例年秋ごろ開催されている都市フェス「ソーシャルイノベーションウィーク渋谷(SIW)」での発表を検討している。

 プロジェクト立ち上げに併せて、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階のショーケース「aiiima 1」には「THE CITYコレクション」の展示やワークティブの紹介などを行っている。4月11日まで。

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