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12歳のイラストレーター「ミラクルくん」、渋谷パルコで展示&限定店

「渋谷が好きだった」というMiracle-kunこと城間ゴンタくん

「渋谷が好きだった」というMiracle-kunこと城間ゴンタくん

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 12歳のイラストレーターMiracle-kun(ミラクルくん)の作品展示&ポップアップショップが3月5日、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)5階で始まった。

下描き無しにマジックペンで描く原画

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 ミラクルくんは、2009(平成21)年3月1日生まれの12歳。沖縄出身で本名は城間(シロマ)ゴンタ。ミラクルくんは、SNSでゴンタくんを紹介する際に父・城間英樹さんが使っていた呼び名で、「面白く、ミラクルを起こしてくれる」ことから、そう呼んでいた。

 3人姉弟の末っ子長男で、幼少のころから姉たちと一緒に絵を描いていたという。9歳のころに描いた「ドラゴンボール」のキャラクター「ベジータ」のイラストをアートディレクターである英樹さんがSNSでアップし反響があったことからイラストレーターとしての活動をスタート。アコースティックバンドBEGINらのツアーグッズ、アパレルブランド「#FR2」とのコラボレーションなど活動の幅を広げている。

 沖縄県外初の展覧会となる今回。バスケットボールやサッカーなどの選手を描いた「スポーツシリーズ」、ライオンや狼などの「動物シリーズ」のほか、ヤンバルクイナやシーサーなどを描いた「沖縄シリーズ」(4枚)、ゴンタくんが好きな「エビ」の握りなどの「寿司(すし)シリーズ」、リーボック・インスタポンプフューリーなどの「スニーカーシリーズ」(各10点)などの新作も並ぶ。

 県外初の展示に「渋谷が好き(憧れ)だったのでめちゃくちゃうれしい」と喜ぶゴンタくん。渋谷には初めて訪れ「人が多い」と言い、アニメやゲームが好きなことから同館内の任天堂の公式ショップや「ポケモンセンター」に行くのを楽しみにしていたという。

 描く題材は「普遍的な」ものをベースに父子で相談し決めているという。原画は写真を見ながらマジックペンで描き、スキャンしてパソコンに取り込みイラストレーターで着色している。大変だった作品は「無い」と言い、原画は下描き無しで3~5分程度で描き上げる。気に入っている作品は、体が顔に見えることなど描きながら「面白い」と感じていた「スポーツシリーズ」のムエタイ選手。あまり展示してこなかった「今まで描いた原画を見てほしい」と話す。

 ポップアップショップでは動物シリーズ4種類のシルクスクリープリントキャンバス(直筆サイン入り、3万5,000円、各20枚限定)、ゴンタくんのイラストをプリントしたフーディー(1万5,000円)、巾着(1,900円)、ステッカー(500円、価格は全て税別)を販売する。

 現在の時間は11時~20時。今月21日まで。

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