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山種美術館で「四季」「風景」テーマの展覧会 東山魁夷の作品を中心に

東山魁夷の「満ち来る潮」(左)や「京洛四季」4点などが並ぶ場内

東山魁夷の「満ち来る潮」(左)や「京洛四季」4点などが並ぶ場内

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 東山魁夷(かいい)の作品を中心に「四季」と「風景」をテーマにした作品を展示する「東山魁夷と四季の日本画」が11月21日、日本画専門美術館・山種美術館(渋谷区広尾3、TEL 03-5777-8600)で始まった。

35年ぶりの公開となる石田武の「秋韻」「幻冬」

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 東山は1908(明治41)年神奈川県生まれ。本名新吉。東京美術学校(現東京芸術大学)研究科修了。1933(昭和8)年~1935(昭和10)年にはドイツに留学。1922(大正11)年の日展で特選を受賞、1925(大正14)年の同展の出品作が話題となり広く知られるようになる。群青を基調とした色彩で「青の画家」とも称される。1999(平成11)年、90歳で逝去した。

 展示数は60点。第1章「日本の四季を描いた系譜」では、作家・川端康成の言葉をきっかけに東山が京都の四季を描いたという「京洛四季」4点を約4年ぶりに全て展示するほか、石田武の「四季奥入瀬」のうち35年ぶりの公開となる、黄色系を中心に秋の渓谷を表現した「秋韻(しゅういん)」と作家のイメージで構図した「幻冬(げんとう)」の2点などが並ぶ。

 第2章「皇居新宮殿ゆかりの絵画」では、緑青・群青を基調に金やプラチナの箔・砂子を使って描いた横幅9メートルの「満ち来る潮」などを展示。第3章「風景画に見る春夏秋冬」では、青空に白色や茜色などの立体感のある雲を描いた山田申吾の「宙」、「古代朱色(マットで渋みのある茶に近い赤色)」の紅葉の隙間から太陽がのぞいた瞬間を描いた奥田元宋の「玄溟(げんめい)」など、東山と同時代の画家たちの風景画を春・夏・秋・冬に分けて紹介する。

 期間中、カフェ「椿」では、東山の作品をイメージしたオリジナル和菓子を提供(抹茶とのセット1,200円ほか)するほか、ミュージアムショップでは、「京洛四季」の一点「年暮る」をデザインに落とし込んだA4クリアファイル(385円)やブックカバーとしおりのセット(418円)などのオリジナルグッズを販売する。

 開館時間は11時~16時。入館料は、一般=1,300円、大学・高校生=1,000円、中学生以下無料ほか。2021年1月24日まで(12月28日~1月2日、1月12日、月曜休館(1月4日・11日は開館))。

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