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「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」開幕 渋谷・表参道などで上映

創設者の別所哲也さん(右)らが出演したオープニングセレモニー

創設者の別所哲也さん(右)らが出演したオープニングセレモニー

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 明治神宮会館(渋谷区代々木神園町)で9月16日、日本発アジア最大級の短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(以下SSFF & ASIA)2020」のオープニングセレモニーが行われた。

「Shibuya Diversity AWARD」を受賞した「フレッド&ドードー」

 俳優の別所哲也さんが創設者となり1999(平成11)年に原宿で始まった「ショートショート フィルムフェスティバル」。2004(平成16)年には米国アカデミー賞から公式認定を受け、アジア作品を集めた「ショートショート フィルムフェスティバル アジア」を兄弟映画祭として初開催した。以降、SSFF & ASIAとして両祭を同時開催している。

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 例年、6月4日の「ショートフィルムの日」に合わせ6月に開催しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い延期となった。そうした状況も踏まえ、今年は「変化を力に変えていこう」という思いを込めて「ニューボ-ダー」をテーマに掲げた。今年は112の国と地域から集まった作品の中から約200作品を上映するほか、そのうち150作品はオンライン会場でも配信する。

 今年はオープニングセレモニーも同祭のユーチューブ公式チャンネルやSNSでライブ配信した。別所さんは「うずうずして待っていた」と3カ月遅れの開幕を喜び、「こうやって世界とつながる新たな方法を模索しながら今年も映画祭を開催していく」と話した。

 セレモニーでは、区の基本構想普及啓発活動の一環でダイバーシティー(多様性)とインクルージョン(包括・包含)をイメージした短編映画に贈る「Shibuya Diversity AWARD」も表彰。賞したのは高齢夫婦のフレッドとドリーンの物語「フレッド&ドードー」(バーバラ・エルビンガー監督)で、妻ドリーンは劇を利用したグループセラピーに通い始めた夫フレッドの「馬鹿げた振る舞い」に恐怖を覚えーーというストーリー。同作を含めた「Shibuya Diversityプログラム」は、渋谷ストリーム内(渋谷3)のフットサルコートを併設するカフェ「TORQUE SPICE & HERB,TABLE & COURT」で上映する。

 ビデオメッセージで長谷健渋谷区長は「渋谷も少子高齢化が大きな課題となっている。そんな中、年老いていく姿をコミカルにチャーミングに描いていて、多くの区民の皆さまにも共感しながらこの問題を考えていただけるのでは」と選定理由を明かした。イギリスからビデオメッセージを寄せたエルビンガー監督は「ダイバーシティーを推進するという素晴らしいコンセプトを持ったプログラムに選ばれ、そしてそのアイデアを表現する作品として表彰いただいたき非常に光栄」と喜びを表現した。

 海外在住の受賞監督も多く、会場と各国をオンラインで結び作品を紹介したほか、日本人監督を応援する「クリエイターズ支援プロジェクト」なども発表。同プロジェクトは、過去に同祭でノミネート・受賞した監督3人が、剛力彩芽さん主演でショートフィルムを制作する取り組みで、作品は来年公開予定。剛力さんは「新たな挑戦をさせていただいた。いい作品に仕上がってきているので楽しみにしていてください」と話した。

 同祭では期間中、次年度の米アカデミー賞短編実写部門への推薦につながる「オフィシャルコンペティション」3部門をはじめ、国内の25歳までの監督が製作した作品が対象となる「U-25プロジェクト」、女性監督を応援する「Ladies for Cinema Project」などのプログラムを展開。今年のアカデミー賞で短実写部門を受賞した「向かいの窓」(マーシャル・カリー監督)、日本初公開となるデビッド・リンチさん、ジョニー・デップさん出演のホラー作品「ブラックガイアンドラ」(サム・ライミ監督ほか)なども特別上映する。

 渋谷区内の上映会場は表参道ヒルズ・スペースオー(今月22日・23日)、渋谷ストリーム「TORQUE SPICE & HERB,TABLE & COURT」(今月18日~20日、25日、26日、各日19時10分から整理券を配布する)。観覧無料(一部有料イベント有り)。

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