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渋谷パルコに10代向けのクリエーティブスタジオ「GAKU」 気鋭クリエーターらが講師に

「GAKU」に携わるクリエーターたち

「GAKU」に携わるクリエーターたち

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 渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)9階に4月1日、10代を対象としたクリエーティブスタジオ「GAKU(ガク)」がオープンする。

 パルコとして「あまり縁がない」が、学力低下などを背景に教育ビジネスに乗り出す。スタジオの運営は服飾雑貨問屋「ニューカネノ」、クリエーターズオフィス「co-lab」などを手掛けるログズ(中央区)が手掛け、ディレクターには、ファッションデザイン教室「coconogacco(ここのがっこう)」を主宰するファッションデザイナー山縣良和さんを迎えるなど、「教育業界ではない」人たちとつくっていく。

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 「多感で吸収するものが多い」中学生を中心とした10代をメインターゲットに据える。開講するクラスは、音楽や建築、食、ファッション、アートなど幅広いカテゴリーを用意し、授業形式は座学、ワークショップなどクラスにより異なり、11回1タームで同じ生徒に継続的に教える。山縣さんが展開する「coconogacco foundation」では、ゲスト講師を迎えながら、年3回のテーマ設定とプレゼンテーションを繰り返し、1年の終わりに同施設内での展示を目指す。開講日は毎週水曜(月3回)。

 編集者・菅付雅信さん(グーテンベルクオーケストラ)がディレクターを務めるのは、アートスクール「東京芸術中学」。菅付さんによるクリエーションの歴史や言葉などに関する講義(年10回)、美術家・会田誠さん、電通のアートディレクター上西裕理さん、スタイリストの北村道子さん、音楽家・渋谷慶一郎さん、ダンサー菅原小春さん、建築家・田根剛さん、小説家・平野敬一郎さん、ライゾマティクスの真鍋大度さんらゲスト講師15人による講義(年30回)など、座学とワークショップで構成する。開講は毎週土曜(16時~18時30分)。年42回。受講料は30万円。定員は50人。

 メディアなどを手掛ける「CINRA」が展開する「Inspire High」は、地域格差を無くすためオンラインラーニングとなり、オフラインイベントを同所で行う。90分のライブ配信では、ゲスト講師によるトーク、ゲスト講師の仕事や人生観などの紹介、受講者との質疑応答、ゲスト講師が出すお題に対し作品を作りアップロードする。作品には受講者同士でコメントを付けられる。ゲスト講師には、詩人の谷川俊太郎さんや「モテクリエーター」として知られるゆうこすさんなどを予定。ライブ配信は隔週日曜(月2~3回)。受講料は、トライアル(1カ月更新)=1,650円、レギュラー(6カ月更新)=7,920円。受講は13~19歳限定。

 このほか、ドキュメンタリー映像の製作~上映を行うなど2つのプログラムを用意する映像関連のクラス「世界ずっとワンダー」(毎週木曜)、ヒップホップの楽曲制作方法からプロモーション、ディストロビュージョン方法、サブスクリプションサービスの配信までを教える「Beat,Flow and Promotion」(隔週火曜)なども用意。建築家らが講師となる「Town Play Studies」(隔週火曜)は、渋谷を「人間の生き方や人生を見つめるための広範の」遊び場として、街に繰り出しながら街の価値や可能性を探る。

 4月には全8クラスの開講が決まっている。将来的には10~13クラスほどに増やしたい考え。受講申し込みなどはホームページで順次公表する。プレオープンとして2月3日から4月の開校まで、同所を自習室として開放する(時間は3月1日まで=平日14時~21時、4月1日以降=同19時~21時)。利用無料。

 同施設は再開発特区のビルであり、同フロアは公共貢献フロアとして渋谷区監修の下、産官学が連携するフロアとなる。スタジオに隣接するライブストリーミングスタジオ「SUPER DOMMUNE」と連携した取り組みも予定しているほか、3月7日(11時~18時)には、GAKU、SUPER DOMMUNE、同フロアに拠点を構える渋谷区の外郭団体「渋谷未来デザイン」の3者でイベントも予定する。入場無料(一部事前予約制)。

 営業時間は15時~21時(土曜・日曜・祝日は10時~、いずれも予定)。

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