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渋谷駅西口歩道橋、新たな橋桁が供用開始 「渋谷フクラス」内通路も完成

渋谷駅西口歩道橋(11月26日撮影)

渋谷駅西口歩道橋(11月26日撮影)

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 架け替え工事が進む渋谷駅西口の歩道橋「渋谷駅西口歩道橋」のJR渋谷駅と桜丘地区を結ぶ新たな橋桁が11月26日、供用を開始した。これに伴い、これまで斜めに両地区をつないできた橋桁は閉鎖された。

架け替え完成イメージ

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 国土交通省がアクセス・利便性の向上やバリアフリー化を目指し、駅周辺の大規模再開発と並行し事業者と連携して進める基盤整備事業の一環。西口歩道橋の架け替えは、「渋谷ストリーム」「渋谷スクランブルスクエア東棟」の再開発事業と並び進めた「渋谷駅東口歩道」の架け替え工事が今年3月で完成したのと同時に本格化。昨年11月に道玄坂一丁目駅前地区(渋谷フクラス)の角にある国道246号線(以下246)沿いの階段部分を閉鎖したのを皮切りに順次、橋桁の撤去や、仮設の橋を取り付けるなど工事を進めてきた。

 今回供用を始めたのは、架け替えで刷新するロの字形の橋桁の一部で、新たな歩道橋の桁としては初の供用。一部の舗装は仮の状態でエレベーターの設置もないことなどから、国土交通省では駅改札のある北側と桜丘地区のある南側との動線として、11月1日に供用を始めた渋谷フクラス2階デッキとつながる三軒茶屋方面の橋桁の利用も勧めている。この動線には、北側、南側共にエレベーターも設置済みのため、バリアフリーにも対応する。

 1968(昭和43)年3月、当時日本一となる全長199メートルの歩道橋として開通した西口歩道橋は、幹線道路上にロの字形に広がる橋桁や首都高が頭上に走る「絵になる」ロケーションでテレビドラマや映画の撮影にも使われてきた。新歩道橋はこれまで通り桜丘口地区と西口駅前広場を南北につなぐほか、246に沿ってJR線の線路をまたぎ東口歩道橋にもつながる。並行して西口地下道の整備も進める。

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