スポーツ体験イベント「TOKYO AFTER DARK AT SHIBUYA」が8月25日、渋谷公園通り沿いの特設スペース(宇田川町)で始まった。主催はナイキジャパン(港区)。
東京中を「スポーツの遊び場」にする「TOKYO AFTER DARK」。hotel koe tokyo隣の駐車場を会場に、LEDディスプレーで作るコート(11メートル×15メートル)でさまざまなスポーツの試合や体験を行う。コートの外には観覧スペースを設け、来街者が自由に見られるようにする。
展開するスポーツは9種類。通常よりコンパクトなサイズのコートでボッチャを行う「サイバーボッチャ」は、ボールの配置をセンサーで検知しインタラクティブにポイントを表示。3人制バスケ「3x3」、車いす3x3はコートのラインをLEDディスプレーで表示。残り1分を切ると3ポイントシュートラインが登場する。キーパーなしの4人制で行うフットサルはゴールがランダムに動く仕掛けを用意。笛だけでなく旗などを使ったジャッジや、字幕でのレクチャーを取り入れるなど、障がいがある人でも参加できるようにする。「サイバーウィル」は、車いす陸上競技で使われている「車いすレーサー」に乗りVRゴーグルを装着し、東京の街を走り抜けるコンテンツとなる。
初日にはトップアスリートらが参加し、コンテンツを体験。ボクシング村田諒太選手、モデル森星(ひかり)さん、ブレイクダンサーISSEIさんらが参加し、男女チームに分かれて戦った「サイバーボッチャ」は女子チームが勝利。陸上男子ケンブリッジ飛鳥選手とパラ陸上男子・鈴木朋樹選手が対戦した「サイバーウィル」では、「(車いすが)本業の選手なので勝たないと、と思って頑張った」という鈴木選手が圧勝した。ケンブリッジ選手は「結構難しかった。最初の1秒くらいしか、隣(鈴木選手)が見えなかった」と苦笑した。サッカー女子・籾木結花選手、清水梨紗選手はフットサルで汗を流した。3x3には元女子日本代表の大神(おおが)雄子さんが参加し、逆転となる3ポイントシュート(女性がシュートを決めると得点が倍になるため6点)を決め会場を沸かせた。
開催時間は日により異なる。観覧無料。スポーツ体験は事前予約制で受け付けは終了(一部空きがある場合当日予約可能)。今月31日まで。