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山種美術館で「花」題材の企画展 四季テーマに桜やボタンなど

四季それぞれの草花を描いた作品が並ぶ場内

四季それぞれの草花を描いた作品が並ぶ場内

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 花をモチーフにした作品を紹介する企画展「花・Flower・華(はな)-四季を彩る―」が現在、山種美術館(渋谷区広尾3、TEL 03-5777-8600)で開催されている。

四季の花100種類を描いた花の図鑑「百花」

 2009年10月に日本橋から現在の場所に移転した同館の移転10周年を記念する特別展示の第2弾企画。四季の花をテーマに、江戸時代から現代までに描かれた作品約60点を紹介する。

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 第1章「春から夏、輝く季節」では、金泥(きんでい、金を溶かした絵の具)、墨、胡粉(顔料の一種)でシダレザクラを描いた「夜桜」(加山又造)、桜の枝先に焦点を当てて描いた「桜花」(小林古径)など桜を題材にした作品をはじめ、「牡丹(ボタン)に蝶図(チョウズ)」(渡辺省亭)、「白牡丹」(菱田春草)などボタンとチョウを組み合わせた作品などを展示。春の女神といわれる「佐保姫」に着想を得た「春の訪れ」(川崎小虎)は修復後初公開となる。

 「秋と冬の彩り、再び春へ」と題する第2章では、白・黄・赤の菊とルリビタキ(鳥)を描いた掛け軸「菊小禽図(きくしょうきんず)」(酒井抱一)、11年ぶりの公開となると梅の木とジョウビタキ(鳥)を描いた「梅花禽図」(土田麦僊)、庭に咲いた水仙を部屋の中から眺めた構図で描いた「明り障子」(牧進)などを紹介する。

 このほか、四季の花100種類を描いた花の図鑑「百花」(田能村直入)、四季の花鳥を描いた「四季花鳥」(荒木十畝)などが並ぶ特集「花のユートピア」なども展開する。

 館内の「Cafe椿」では、横山大観が描いた「山桜」の満開の様子を桜の花を重ねた見た目で仕上げたアンズ入り練り切りの「春いろ」など、老舗菓子店「菓匠 菊家」(港区南青山5)が展示作品をイメージして作ったオリジナル和菓子(1個510円)を提供する。菱田や横山がキャラクターとして登場するアプリゲームで、メディアミックスも展開する「明治東亰恋伽」(通称めいこい)と初のコラボ。展示されている作品とキャラクターイラストをデザインした缶バッジ(540円)を販売するなどしている。

 開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、一般=1,200円、大学・高校生=900円、中学生以下無料ほか。6月2日まで。

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