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渋谷で「東急アクセラレートプログラム」最終審査会 最優秀賞はアスラボ

(左から)高橋和夫東急電鉄社長、片岡義隆アスラボ社長

(左から)高橋和夫東急電鉄社長、片岡義隆アスラボ社長

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 東急電鉄は3月20日、スタートアップ企業との事業共創プログラム「第4期 東急アクセラレートプログラム2018」の最終審査に残った企業を集め、セルリアンタワー東急ホテル(渋谷区桜丘町)で「Demo day」開いた。

登壇者らの集合写真

 同プログラムは、東急グループが持つ交通、不動産、生活サービスなどに関連する既存ビジネスに対して、外部のテクノロジーやサービスを活用し新たな付加価値の提供を目指すオープンイノベーションプログラム。審査を通過した企業に対して、東急グループの資産や顧客接点などを活用して、サービスの用途開発や社会実装支援を行う。2015年度から実施し、3年間で延べ350件の応募があり、21件のテストマーケティングのほか5件の業務提携と出資を実行している。

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 今期は、これまで対象としてきたアーリーステージの企業に加え、事業が軌道に乗り始めたミドルステージ、事業が多角化しているレイターステージのほか、上場企業で開発したサービスも対象としたほか、年1回に定められていた応募期間を通年応募に変更し、応募領域もを16領域に拡大した。

 当日は、最終プレゼンテーションに残った7社(ClipLine、リビングスタイル、超十代、ブルームスキーム、Yper、アスラボ、STANDING OVATION)が登壇したほか、4社がライトニングトークを行った。

 会場の参加者が投票した「オーディエンス賞」には超十代が選ばれたほか、審査員賞はClipLine、ブルームスキームが、優秀賞はYperが、最優秀賞は、場とITで料理人の起業・経営を支援し、起業を目指す料理人を対象とした「横丁」を展開するアスラボが、それぞれ受賞した。アスラボは東急百貨店と組み、同社が運営する「渋谷ヒカリエ ShinQs(シンクス)」地下3階のフードフロアで5月~6月、「アスラボ横丁」の料理人が地方の希少食材を調理し、総菜・弁当として販売するフェアの開催が決まっている。

 審査を終えて、同社取締役常務執行役員の市来利之事業開発室長は「今年から応募領域を広げ、東急グループと実際に何か一緒に取り組むところだけを集めたので、審査では今日のプレゼン以上に将来性や新規性、独自性があるかどうかにフォーカスすることができた。審査は接戦だった」と振り返る。

 最優秀賞を受賞したアスラボの片岡義隆社長は「1年間、寄り添う形でコミュニケーションを取っていただいた東急電鉄に感謝している。ビジネスをグロースすることが社会的にいいことにつながると信じている。プレゼンではそこを伝えようとした」としながらも、「(受賞で)浮かれないよう、この後、あえて社内ミーティングを設定した」と気を引き締める。

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