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ブロードウェーミュージカル「ピピン」、渋谷ヒカリエで日本語版上演へ

(左から)中尾ミエさん、Crystal Kayさん、城田優さん、前田美波里さん

(左から)中尾ミエさん、Crystal Kayさん、城田優さん、前田美波里さん

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 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)内の劇場「東急シアターオーブ」で今夏上演するブロードウェーミュージカル「ピピン」日本語版の製作発表が2月27日、行われた。

主演する城田優さん

 1972年にブロードウェーのインペリアル劇場で初演後、1944公演を行い1977年に閉幕した同作。フランク王国の国王・カール大帝の息子ピピンが「存在意義」を求めて旅する物語で、権力を重んじる人やお金が好きな人、うそつき、人殺しなどに出会いながら「本当の幸せ」を見いだしていく。

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 演出家のダイアン・パウルスさんが演出を手掛け2013年に再演した新演出版は、ダンスに加えサーカスアクロバットを取り入れているのが特徴で、同年にトニー賞最優秀演出賞を獲得している。今回の日本語版も新演出版での上演で、ピピン役を城田優さんが演じるほか、物語の進行役でピピンを導く役割を担う「リーディング・プレイヤー」として歌手のCrystal Kayさんがミュージカル初出演を果たす。

 製作発表には城田さんとCrystal Kayさんに加え、ピピンの祖母・バーサをダブルキャストで演じる中尾ミエさんと前田美波里さんも参加し、それぞれ持ち歌を披露した。城田さんは自身のカバーアルバムにも収録している「Corner of the SKy」を歌い上げたが、満足いくパフォーマンスをできなかった様子で「何度も歌わせていただいた中で一番大失敗した」と自虐しつつ、「本番ではもっとパフォーマンス精度が上がって、とても素晴らしいパフォーマンスをすることを約束する」と笑いを誘った。

 ミュージカル初出演となるCrystal Kayさんは、2年前に友人でもある城田さんからLINEで誘われたことをきっかけに出演を決めたという。「どうなっちゃうのかなっていう感じ」と緊張を隠せない様子ながら、NYで同作を見ていたこともあり「今まででのキャリアでたぶん一番チャレンジングなこと。格好いい、オリジナルを超えたんじゃないかというくらいのリーディング・プレイヤーにしたい」と意気込む。

 過去2回バーサ役を演じた経験のある中尾さんは、新演出版は初めてで「一番大変」と言い、「美波里さんと2人でよかったねと話した」という。前田さんは「現実にもばあさんだし、名前もバーサだし、2人もすごいぴったり」と笑いを誘った。空中ブランコに乗って歌うなどアクロバティックなシーンがあるため、現地のスタッフから「懸垂を10回くらいできるようにしておいて」と言われ、現在トレーニングを行っているという。

 城田さんは「ブロードウェーバージョンがそのまま日本に来る。出演していなくても確実に見に行っていたと思うくらい、NYで見たものが人の心を動かす力があったので、出演を決めた。元気や勇気、やる気、夢や希望などをわけられるような作品にしたい」と意欲を見せる。

 上演期間は6月10日~30日。観賞料は、P席=1万5,000円(1~10列目以内で非売品のグッズが付き)、S席=1万3,000円、A席=1万1,000円、B席=9,000円。3月2日一般発売。

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