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「くら寿司」がハンバーガー開発、渋谷に期間限定店 魚ミンチのパティも

井の頭通り沿いに位置する店舗の外観

井の頭通り沿いに位置する店舗の外観

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 回転ずしチェーン「無添くら寿司(ずし)」を展開するくらコーポレーション(大阪府堺市)の期間限定ハンバーガーショップ「KURA BURGER」(渋谷区宇田川町)が2月25日、渋谷・井の頭通り沿いにオープンした。

提供する2種類のバーガー

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 同社が3月1日から提供するサイドメニュー、ハンバーガーの期間限定店。同社は2012年のラーメンを皮切りに、カレーや牛丼、かき氷などのサイドメニューを展開している。来店客数や来店頻度の増加に向けたポイントとして「新メニューの開発」を掲げる同社が今回新たに挑戦したのが、老若男女から親しまれ、ファストフードからグルメバーガーまで幅広い種類があるハンバーガー。

 開発のきっかけとなったのは、客の要望と、同社が2014年から展開する産地直送の国産天然魚を提供する「天然魚プロジェクト」。同プロジェクトでは魚を一船丸ごと買い付けていることから、すしネタに使いにくい魚や使えないサイズの魚が6割ほど出ていたという。これらを「全て使いたい」と昨年、「さかな100%プロジェクト」の取り組みを始めた。アラや骨を魚粉にして魚の餌にしたり、骨の周りの身をねり天やコロッケにして提供したりしている。今回、ねり天やコロッケを作る技術を活用し、構想から5年の歳月をかけてバーガーを開発した。

 今回開発したのは2種類。時季により異なる魚種15種類以上の中落ちや切り落としをミンチにし、「味を安定させる決め手」となるブラックペッパーやガーリックなど10種のスパイスを混ぜ合わせたパティを使う「フィッシュ」は、甘めの照り焼きソースで味付け。合いびき肉のパティを挟む「ミート」はケチャップベースのソースで仕上げる。バンズは米粉を使うほか黒酢を加える「シャリバンズ」を開発。それぞれ、パティ、レタスに加えて和をイメージした玉ねぎ天ぷらを挟む。

 店頭での提供に先駆けオープンする限定店の出店場所には、若者の街であることやハンバーガー店も多く出店する渋谷を選んだ。ファサードや店内は木調に仕上げ、エントランスにはすし店を想起させるのれんを飾り、スタッフは法被姿で出迎える。2階には22人ほどが飲食できるスタンディングのイートインエリアを用意する。

 店内ではバーガー2種類(各270円)を提供。客席にはガリとわさびを置き、バーガーに合わせて食べる食べ方を提案する。同店でh、米麹などで作るコーラ「Shari-Cola」(180円)も販売する。テークアウトにも対応する。

 営業時間は11時~20時。3月3日まで。

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