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サンロッカーズ渋谷、年内ラスト試合で白星飾れず 福岡に敗れる

7本の3Pを決めるなどゲームハイの23点を挙げた杉浦佑成選手(右)

7本の3Pを決めるなどゲームハイの23点を挙げた杉浦佑成選手(右)

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 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)の年内最終試合が12月30日、青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で開催された。対戦相手はライジングゼファー福岡(同、福岡)。観客数は2952人。

豪快なダンクを決めたロバート・サクレ選手

 チーム期待の星、杉浦佑成選手がゲームハイの23点を挙げたこの日。最初のプレーで杉浦選手がシュートを狙うフォーメーションとなり「打たされたのではなく、自分で打ちにいったシュートが入った」ことからリズムをつかみ、第1クオーター(Q)だけで3本の3ポイント(P)シュートを決めた。第2Qにはベンドラメ礼生選手のスチール(ボールを奪うプレー)から走りレイアップを確実に決めるなど得点を重ねた。

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 最終Qにもタイムアウト明けのプレーで3Pを2本決めるなど、最終的に9本中7本の3Pを決めた。セットプレーからの得点が目立ったが、「準備もできるし自分が打つと決まっているプレー。決めなきゃいけないという責任と同時に決めてやろうという気持ちが出る」と要因を分析。「シュートタッチは良かったが試合には負けたので残念」と肩を落とした。前日得点を挙げられなかったことに触れ「日によって自分が違いすぎる。ムラを感じた」と課題も。

 試合は7-0と良い立ち上がりを見せたが、第1Q中盤から福岡がゾーンディフェンスを敷いたことでペースを落とされ、連続で3Pを許しビハインドを負う展開となった。第2Qには広瀬健太選手がオフェンスファウルを誘ったり、ベンドラメ選手がスチールから速攻を出したり、Wチーム(1人に対し2人でディフェンス)でミスを誘うなど好守が見られ、点差を詰めることに成功した。

 第3Q後半には「自分からいい流れができたら」と途中出場した長谷川智也選手が相手のパスに手を出したり、「取れる」とルーズボールに飛び込みボールを生かしたり気迫のこもったプレーを見せる。第4Q、ライアン・ケリー選手からのパスがサイドラインを割ってしまった場面も「何とか生かしたい」とボールを追いかけた。「あぁいうプレーの積み重ねだと思う。攻めるムードになったのでは」と手応えをうかがわせた。後半のオフィシャルタイムで2点差に追いついたSR渋谷だったが、直後に福岡・城宝匡史選手に2本3Pを許し「流れを自分たちで切ってしまった」(伊佐勉ヘッドコーチ)。終盤ファウルゲームに持ち込み追い上げを図るもかなわず、72-79で敗戦。年内ラストゲームを白星で飾ることができなかった。

 長谷川選手は最終Qに、外した直後にもかかわらず躊躇せず3Pを放ち決め切るシーンがあった。「決めてやろうって気持ちもあった。(ファイ・)サンバがリバウンドでつないでくれて、決め切れて良かった」と振り返りつつ、「ムーさん(=伊佐勉ヘッドコーチ)から『入る入らない関係なくその気持ちが大事』と言われた。結構外したが、自分がこういう仕事しなきゃいけないということを改めて実感した。少しそういう気持ちを忘れてしまう部分もあったが、結婚して守らなきゃいけないものもできて、自分のためだけでなくファンの方たちを含めた人たちのために、何分出場してようが、試合に出てなかろうが責任を持ってプレーしたい」と気持ちを改めた。

 今季新加入したライアン・ケリー選手は「新しい場所やチームなど、自分にとって新しい挑戦でいい1年になった」と振り返りつつ、「シーズン序盤は負け込んで厳しい状況だったが日に日によくなっている感覚はある。新年明けてからは状況を打破したい」と意気込む。日本で初の年越しとなるが、1月1日に父親たちが来日する予定で「新年迎えられるが楽しみ」とも。

 1月には天皇杯全日本バスケットボール選手権大会(オールジャパン)決勝ラウンドも控えている。初戦は栃木ブレックスで、9月のアーリーカップで戦って以来の対戦となる。「ゲームプランは全く考えていないが、今一番良い記録(24勝5敗)を出しているチームなので、チャレンジャー精神で戦っていきたい」(伊佐HC)「前回出場できていないので、何としても勝ちにいきたい」(長谷川選手)、「チャンピオンを取りたい大会。(レギュラーシーズンの勝率では)栃木の方が上だが、一発勝負だしどのチームにもチャンスがある。気持ちを入れてやってやろうと思う」(杉浦選手)と意気込む。

 SR渋谷は1月5日・6日に富山グラウジーズとのビジターゲーム(アウェー戦)で年始初戦を迎える。

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