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ミシュランガイド東京、広域渋谷圏の星付きは39店 ロブションは12年連続3つ星

12年連続3つ星に輝いたガストロノミー「ジョエル・ロブション」の店内

12年連続3つ星に輝いたガストロノミー「ジョエル・ロブション」の店内

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 11月30日に発売される「ミシュランガイド東京2019」(日本ミシュランタイヤ=千代田区)で、広域渋谷圏からは39店舗が「星」を獲得した。内訳は、3つ星=1店、2つ星=10店、1つ星=28店。

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 同社は2007年にアジア初の「ミシュランガイド東京」を、2009年に国内2カ所目となる関西版「京都・大阪」版を刊行。以降対象エリアを拡大しつつ、広島特別版、福岡・佐賀特別版などを発行している。関東版は2015年版からエリアを東京に絞った。

 今回掲載するのは、飲食店・レストラン484店、宿泊施設35店の計519店。同書で、「そのために旅行する価値がある卓越した料理」と定義する「3つ星」は13店、「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」の「2つ星」は52店、「近くに訪れたら行く価値のある優れた料理」の「1つ星」は165店、「価格以上の満足感が得られる料理」として全料理カテゴリーを対象にする「ビブグルマン」は254店。

 広域渋谷圏唯一の3つ星となったのは、恵比寿ガーデンプレイス内「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」の高級フレンチ「ガストロノミー ジョエル・ロブション」で、12年連続の獲得となった。同館内の「ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブション」が2つ星に選ばれている。

 そのほか2つ星には、すし店「海味(うみ)」(港区南青山3)、日本料理店「御料理 宮坂」(南青山4)、天ぷら「天てんぷら うち津」(渋谷区広尾5)など「常連」が名を連ねる。昨年「昇格」した日本料理店「樋口」(神宮前2)、フランス料理「フロリレージュ」(同)もそれぞれ、2年連続で獲得している。

 新たに1つ星を獲得したのは、松濤で営業していたフランス料理店「バカール」の石井真介シェフが2016年にオープンしたフランス料理店「シンシア」(千駄ヶ谷3)、下北沢から移転した日本料理店「七草」(富ヶ谷2)、昨年4月にオープンしたフランス料理店「レクテ」(恵比寿西2)の3店舗。老舗日本料理店「重よし」は2つ星から「降格」となった。

 ビブグルマン掲載店は38店で、沖縄料理店「琉球チャイニーズダイニングTAMA」(渋谷2)が、東京で初めて「沖縄料理」のカテゴリーでビブグルマンに掲載。スペイン料理店「ロス・レイエス・マーゴス」(代々木5)、ベトナム料理店「ヨヨナム」(同)、中華料理店「Matsushima」(上原1)も新たに掲載された。このほか、ペルー料理「ベポカ」(神宮前1)、ギョーザ店「按田餃子(あんだギョーザ)」(西原3)、居酒屋「松濤はろう」(松濤2)など、多彩なジャンルの店舗が名を連ねる。

 ホテルセクションでは、「ウェスティンホテル東京」(恵比寿ガーデンプレイス内)、セルリアンタワー東急ホテル(渋谷区桜丘町)が「極めて快適」としてそれぞれ選ばれている。

 「ミシュランガイド東京2019」の価格は3,240円。掲載店舗はウェブサイト「クラブミシュラン」で無料公開している。

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