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山種美術館で「琳派」展 俵屋宗達から田中一光まで、400年の伝統辿る

17世紀~20世紀の作品を展示し琳派の伝統を辿る

17世紀~20世紀の作品を展示し琳派の伝統を辿る

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 山種美術館(渋谷区広尾3、TEL 03-5777-8600)で現在、特別展「琳派―俵屋宗達から田中一光へ―」が開催されている。

俵屋宗達の作品と考えられる「槙楓図」は修復後初披露となる

 「琳派」は、17世紀に芸術家・本阿弥光悦と俵屋宗達が創設し、尾形光琳(こうりん)や酒井抱一(ほういつ)らが発展させた芸術の流派。大和絵をベースに、金銀箔(ぱく)などを使った装飾や、デフォルメやトリミングなどのアレンジを加えて描くのが特徴。

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 酒井の没後190年、その弟子である鈴木其一(きいつ)の没後160年に当たることを記念した同展。俵谷ら17世紀の作品から、「琳派のエッセンス」を取り入れた作品を多く発表したグラフィックデザイナー田中一光までの作品を展示することで琳派の伝統を辿るとともに、継承の在り方にも注目する。

 展示するのは、俵谷が草花などの絵を描き本阿弥が和歌をしたためた「四季草花下絵和歌短冊帖」(17世紀)、修復後初披露となる俵谷の作品と考えられる「槙楓図」(同)、二曲半双のびょうぶにススキやツユクサ、カエデ、5羽のウズラなどを描いた重要文化財の「秋草鶉図」(酒井、19世紀)、アジサイの花に顔料の一種「胡粉(ごふん)」を使うなどし、丸みのある姿でウサギを描くなどした速水御舟の「翠苔緑芝」(1928年)、松に「たらしこみ」技法を用いるなどしている「松鶴図」(神坂雪佳、1936年)など。田中の作品は、俵谷が描いたとされる「平家納経 願文見返し」の絵を模したような丸い背の鹿を描いたポスター「JAPAN」(1986年)などが並ぶ。

 館内の「Cafe椿」では展示作品をイメージしたオリジナル和菓子を提供するほか、ミュージアムショップでは、マルチホルダー(432円)などのオリジナルグッズや図録(1,080円)を販売する。

 開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、一般=1,200円、大学・高校生=900円、中学生以下無料ほか。7月8日まで。

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