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「渋谷をつなげる30人」3期目始まる 産官民連携で地域課題解決へ

キックオフイベントには長谷部健渋谷区長(左から2番目)らも参加

キックオフイベントには長谷部健渋谷区長(左から2番目)らも参加

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 企業・行政・NPO・市民などが連携し地域課題の解決に取り組むまちづくりプロジェクト「渋谷をつなげる30人」の3期目が6月21日、スタートした。主催はフューチャーセッションズ(渋谷区渋谷3)。

 渋谷区が20年後の未来を見据えて策定している基本構想の総合テーマ「ちがいを ちからに 変える街」を目指し、地域の企業、NPO、市民が一緒になり、区と連携しながら課題解決に向けたビジネスモデルを8カ月かけて立案・実行する取り組み。2016年に始まり今年で3期目を迎える。

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 参加メンバーは「多様性を確保した上でコミュニティーとして成立する最大の数」として30人。今回は、恵比寿エリアや千駄ヶ谷エリアにも活動を広げるため、恵比寿ガーデンプレイスを手掛けるサッポロ不動産開発(恵比寿4)やPR会社サニーサイドアップ(千駄ヶ谷4)、千駄ヶ谷大通り商店街振興組合などが加わっているほか、渋谷区と協働で地域社会の課題解決を図る包括連携協定「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定」を結んでいるアダストリア(渋谷2)やナイキジャパングループ(品川区)、みずほ銀行(千代田区)、千駄ヶ谷にキャンパスを構える津田塾大学も参加。近年、シェアリングエコノミーが広がりを見せていることから一般社団法人シェアリングエコノミー協会(千代田区)や民泊仲介サービスを展開するAirbnb Japanも初参加する。

 今後1カ月1回の集まりで興味・関心が近い参加者同士でのグループ作り、取り組むテーマを決めたり、ステークホルダーを招き一般市民らにも公開するセッションを開いたりしながらプロジェクトを進める。来年1月~2月には街中でのプロトタイピングを行い、最終日である来年2月21日に報告会を開く。

 遊休地の活用などを図る「SHARE SHIBUYA」、シェアリングエコノミーの考えから東急プラザ表参道原宿(神宮前4)屋上に畑を作ったNPO法人「アーバン・ファーマーズ・クラブ」(恵比寿4)、企業対抗ボウリング大会など、同プロジェクトをきっかけに形になっている取り組みも出てきている。今回、渋谷駅周辺の屋外ビジョンを運営するシブヤテレビジョン(神南1)や区内に店舗を持つTSUTAYA(南平台町)、壁画を描くアーティストらも参加していることから、フューチャーセッションズの野村恭彦社長は「街なかで見える形につなげたい」と期待を込める。

 同日、「green drinks Shibuya」と連携して行われたキックオフイベントには長谷部健渋谷区長と澤田伸副区長も参加。長谷部区長は「土壌を作り、種をまいてきて少し芽が出てきたと感じている」と手応えをうかがわせ、「やりたいことをやれる街でありたいと考えている。(区は)実装のフォローをしていく。多様な人が交わってカルチャーが育ってきたのはこの街の強み。それを継承して発展させたい。互いを理解しあって実装に持っていってほしい」と期待を込めた。澤田副区長は「今は個人がやりたいことをできる、一人一人がチャンスメーカーになれる時代」とも。

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