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パルコ、キャンプファイヤーと業務提携 クラウドファンディング強化へ

パルコ牧山浩三社長(右から2番目)やCAMPFIRE家入一真社長(3番目)ら

パルコ牧山浩三社長(右から2番目)やCAMPFIRE家入一真社長(3番目)ら

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 パルコ(渋谷区神泉町)とCAMPFIRE(渋谷2)は6月19日、業務提携と出資契約を締結した。

 締結を機に、パルコの購入型クラウドファンディングサイト「BOOSTER(ブースター)」の共同運営を始める(7月26日~予定)ほか、クラウドファンディングを端緒に新規金融事業の共同検証を始める。提携を加速させるためにパルコはCAMPFIREの一部株式を取得するかたちで出資した。取得株式数や額は非公開。

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 パルコは2014年に「ブースター」を立ち上げ、個人やアリーステージにいる組織などのエンターテインメントやファッション関連を中心にプロジェクトを掲載。流通総額は1億円を超えているという。同社は、テストマーケティングができることや初期コストを抑えることができる点、プロモーション・話題づくりができる点などから、クラウドファンディングが同社の社会的役割「インキュベーション」を体現できる仕組みにつながると考えている。「共感消費」「エシカル消費(人や社会・環境に配慮した消費行動)」が芽生えつつある中、クラウドファンディングの強化を図る。

 2011年にサービスを開始した「キャンプファイヤー」は、会員登録数は45万人以上(5月時点)で、プロジェクト掲載数は毎月約600件で国内のシェアは業界トップ(同社)。流通総額は45億円を突破(6月時点)するという。

 両社のビジョンが一致していることや、強み・経営資源が補完関係にあることなどから、相乗効果が期待できると判断。昨年12月には、実験的にプロジェクト2件で、両社共同で資金調達を行ったところ、目標金額を大きく超える結果が出たことから今回の締結に至った。

 共同運営する「ブースター」は、会員やシステムを「キャンプファイヤー」に統合。「ブースター」のプロジェクトは全案件を「キャンプファイヤー」でも掲載し、同サービスのユーザーも「ブースター」への登録無しに出資できるようにする。パルコは特にSNSを中心とした宣伝告知に期待を込める。今後プロジェクト実行者には、パルコの商業施設などリアル店舗を活用した販売促進のマッチング機会も提供していく。今回の提携で、両社計の流通総額として年間200億円を目指す。

 CAMPFIREは昨年、「キャンプファイヤー」で資金調達に成功した人を対象にした融資サービス「CAMPFIREレンディング」を立ち上げている。今回の提携を機に、「成長意欲のある」個人や組織にクラウドファンディング(ウェブ)とリアル店舗での販売やプロモーションの機会を提供し、双方で取得できるデータを活用することでリアルタイムに融資ができるなど、新規金融サービスの創出を目指す。

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