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渋谷拠点の3人制プロバスケチーム「TOKYO DIME」連覇へ シーズン開幕

渋谷のスポーツバー「DIME」前でチームフラッグを掲げるオーナー兼選手の岡田優介さん

渋谷のスポーツバー「DIME」前でチームフラッグを掲げるオーナー兼選手の岡田優介さん

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 渋谷区を拠点とする3人制プロバスケットボールチーム「TOKYO DIME(東京ダイム)」が、6月9日にシーズンが開幕したトップリーグ「3x3.EXE PREMIER」に参戦する。

 「3x3.EXE PREMIER」は、2020年の東京五輪の正式種目に決まった「3x3(スリー・バイ・スリー)」のプロリーグで、クロススポーツマーケティング(千代田区)が主催し、2014年に開幕。今年で5季目を迎える。

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 東京ダイムは初年度から同リーグに参戦するチームで、5人制バスケのプロリーグ「Bリーグ」の現役選手でもある岡田優介選手が、友人のお笑いコンビ「麒麟(きりん)」田村裕さん、お笑い芸人・大西ライオン(大西功二)さんと共に立ち上げた。青山学院大学(渋谷区渋谷4)出身の岡田さんが、「バスケ好きが集まれる場所を」と開いたスポーツバー「DIME」(渋谷2)から誕生したチームとして、渋谷を拠点にしている。チームカラーはグリーン、オフィシャルキャラクターは「ワニィ」。初年度と昨季同リーグで優勝を果たしている。今季は関東南カンファレンス所属。

 今季は20チームが新たにリーグに参入するとともにBリーガーも多く選手登録している。そうした中、東京ダイムはメンバー構成を大きく変えることなく挑む。中心となるのは、生粋の「3x3」選手でアウトサイドのシュート、ドライブ共にうまく、体も強いオールマイティーな鈴木慶太選手、スクリーンやリバウンド、ディフェンスなど「泥臭いプレー」で貢献し、岡田選手が「いるとチームが安定する」と評価するする小松昌弘選手、サラリーマンプレーヤーで海外赴任から帰国し昨シーズン途中から復帰した身長2メートルを超す岩下達郎選手の3人。岡田選手は「生粋の3x3の選手たちを継承し、彼らの力で勝ってほしい」と期待を込める。

 妻が日本人でbjリーグやNBL、Bリーグと日本でのプレー経験が豊富なエドワード・モリス選手も引き続き同チームでプレー。今季唯一の新加入となったジョシュア・ドラード選手は、2メートルを超える長身ながら外角のシュートも得意とするため「3x3に向いているのでは」と判断した。今年のBリーグ・オールスターゲームの「3ポイントコンテスト」で優勝するなど外角シュートを得意とする岡田選手は、チーム内のコミュニケーションを円滑にする役割なども担うという。

 「3x3」のコートは5人制の約半分(横15メートル×縦11メートル)であることから、商業施設内やテーマパークの広場などでも試合を開催するのが特徴。試合時間は10分一本勝負または21点先取で勝敗を決めるなど、5人制バスケとは大きくルールなどが異なる。5人制バスケでいう3ポイントラインの内側からのシュートは1点、外側からのシュートが2点と通常の2倍であることから、「シュート力」の高さがカギとなる。加えて、ボールを持つ時間が長いことから「1人で打開する力」や、身長の高い選手ともマッチアップできる「ディフェンスのフィジカル」などが求められるという。岡田さんは、「背が高く力が強いことが有利だが、アウトサイドシュートの技術やトランジション(攻守の切り替え)の速さなどで補える。5人制に比べると日本人でも相対的にチャンスがある」と話す。

 今季は36チームが参加する。6チーム1組の6カンファレンスに分かれ、レギュラーラウンド8ラウンド(交流戦1ラウンド含む)を戦う。各ラウンドは、6チームを2グループに分け、3チーム総当たりの予選リーグを戦い、上位2チームが決勝トーナメントに進出。ラウンドごとに1位・2位・ベスト4(2チーム)に付与される「プレミアポイント」でカンファレンス内の順位を争う。

 レギュラーラウンド終了後、各カンファレンス上位2チームと全体の7位・8位がプレーオフに駒を進め、シーズン総合優勝を争う。総合優勝チームは、国際バスケットボール連盟(FIBA)が主催する世界大会「World Tour Masters」への出場権を得る。同大会で優勝するとファイナルステージに進むことができ、世界の年間王者へ挑戦することができる。

 東京ダイムの開幕戦は、今月10日に商業複合施設「大森ベルポート」(品川区)で開催。横浜を拠点にする「YOKOHAMA CITY.EXE」「FITS.EXE」と予選を戦い、勝ち進むと準決勝・決勝にも出場する。鈴木選手と小松選手は日本代表としてワールドカップに出場しているため、今ラウンドのロースター(出場選手登録)は、岡田選手、岩下選手、モリス選手、ドラード選手となる。観覧無料。

 東京ダイムは初年度から「渋谷から世界へ」をスローガンに掲げる。「渋谷は(日本の)バスケの中心的な存在。そこから世界で活躍する選手を出したいというのはずっと変わらない」と岡田選手。今年を「3x3元年」と位置付け、「2連覇を目標にしつつ、過渡期に来ているからこそDIMEブランドを高めていきたい。『3x3にはDIMEがいる』と認知してもらえるよう、オンコートでもオフコートでもナンバーワンを目指す。市場全体を広げる活動、3x3を普及させるような活動をすることでダイムの価値も高まるのでは」と意気込み、「(今季の3x3には)Bリーグ選手も多く参入している。それくらい可能性を秘めている競技だと思う。3x3を知ってもらい、その中でDIMEを応援してもらえたら」と呼び掛ける。今後、渋谷区内での試合開催も模索しているという。

 今季は、同じ「DIME」をチーム名に付ける兄弟チームとして「OSAKA DIME(大阪ダイム)」も参戦する。大阪ダイムは、現役Bリーガーを中心としたメンバー構成で、西日本カンファレンスに属する。岡田選手は「(プレーオフ決勝で)東西のダイムの戦いが見られるのが目標」と期待を込める。