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西武渋谷店で体験型アート展 写真家ヨシダナギさんとネイキッドがコラボ

ヨシダさんが撮影した14の民族の写真にはそれぞれの民族を表すカラーチャートを添える

ヨシダさんが撮影した14の民族の写真にはそれぞれの民族を表すカラーチャートを添える

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 西武渋谷店(渋谷区宇田川町)A館・7階で現在、体験型アート展「Sing-Sin!(シンシン)」が開催されている。

ネイキッドが手掛けたインスタレーション

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 同店の開業50周年特別企画の一つで、写真家ヨシダナギさんとクリエーティブカンパニー「ネイキッド」(元代々木町)がコラボレーションした展覧会となる。

 1986(昭和61)年生まれのヨシダさんは独学で写真を学び、2009年にアフリカに渡って以降、これまで45カ国200以上の少数民族などの写真を撮影している。ネイキッドは、インスタレーションやプロジェクションマッピングを取り入れた空間演出などを手掛けている。

 タイトルの「Sing-Sing!」は、英語の「sing(歌う)」からきたピジン語(パプアニューギニアで話されている言語)で、パプアニューギニアの伝統舞踊の総称だという。

 場内は大きく3つのエリアで構成。エントランス近くは「旅のはじまりとして、現地の風景や民族と触れ合うヨシダさんなどのオフショット(27点)を展示。最後に展示するヨシダさんの作品は、14の部族の写真27点が並ぶ。各部族の写真の下には、その部族を現したカラーチャートを添えている。

 メインエリア「Sing-Sing」は音楽に焦点を当てたインスタレーション。床に映像を投影した空間には、太鼓「ジャンベ」、木琴「バラフォン」、打楽器「カシシ」などアフリカを中心とした民族楽器が並ぶ。楽器を鳴らすと、さまざまな民族を表現した色や草花、動物、タトゥーなどの映像が投影されると共に、BGMも変化するようになっている。

 ヨシダさんは「世界にはたくさんの少数民族や先住民族がいるが、共通点は生活に音楽があるということ。視覚だけではなく、耳を澄まして楽しんでもらえれば、より身近に感じられるのでは」と来場を呼び掛ける。

 ネイキッドは併せて、同館1階エントランスのデジタルアートも手掛けた。柱4本の全面に設置されているLEDビジョンには、ヨシダさんが撮影した9部族の写真とその民族を表すカラーの映像を重ねて映している。

 開催時間は10時~21時(日曜は20時まで)。入場料は一般=500円ほか。5月13日まで。

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