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東急田園都市線に新型車両「2020系」 2022年度までに旧型車両を置換へ

丸みを帯びた「柔らかみのある顔」をイメージした先頭形状の2020系

丸みを帯びた「柔らかみのある顔」をイメージした先頭形状の2020系

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 東急田園都市線に3月28日、新型車両「2020系」が導入される。

ハイバック仕様の座席を採用するなどした車内

 朝のラッシュ時で184%という同線の混雑緩和やハード・ソフトの両面での快適性向上、グローバル対応を図るもの。2020年の東京五輪・パラリンピック、2022年の東急電鉄創業100周年に向け、より親しみを持ってもらうことなどを目的に「2020」と命名した。

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 車体は総合車両製作所(横浜市金沢区)のステンレス車両ブランド「sustina S24シリーズ」を採用。車両デザインは、東急沿線の商業施設などのデザインを手掛ける丹青社(品川区)が監修した。エクステリア(外装)は、「美しい時代へ孵化(ふか)していく色」という思いを込めた「INCUBATION WHITE」を基調にし、車両の先頭は丸みを帯びた「柔らかみのある顔」をイメージ。インテリアでは、「沿線の風景」をイメージした緑や青の座席やLED照明などカラーコーディネートにこだわったという。

 混雑緩和の一つとして、座席の形を工夫したり車いす・フリースペースを全車両に設けたりすることで、車両の定員数が現在走行している車両の中で最も多い「8500系」の1474人(10両1編成)から1526人(同)に増える。

 座席は背もたれが高いハイバック仕様を採用し、床は木目に仕上げた。車内には、同社初となる「nanoe(ナノイー)」デバイス搭載空気清浄機を設置。ドア上部の17インチ液晶ディスプレー2台のほか、ドア間に21.5インチの液晶ディスプレー3台を設置することで情報サービスの充実を図る。自動放送と車内ディスプレーは4言語で案内する。防犯カメラで車内犯罪行為の未然防止を図り、騒音や使用電力を低減する機器を整備するなどしている。

 同線では現在、同社の車両としては1975(昭和50)年に東京メトロ半蔵門線との相互直通運転のために導入した「8500系」、1986(昭和61)年に導入した「9000系」、1988(昭和63)年に先頭車の正面に貫通扉を取り付け地下鉄乗り入れに対応した「8590系」、2002年から運行している「5000系」47編成が運行されている。

 同日10両3編成(計30両)を、来年度には10両6編成(計60両)を導入し、2022年度までに旧型車両を置換予定。