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原宿に「ハラル認証」シーフードレストラン メニューの8割に日本の食材使う

レンガ調の壁面などが特徴の店内

レンガ調の壁面などが特徴の店内

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 原宿・明治通り沿いに1月27日、「ハラル認証」を受けているアメリカンシーフードチェーンレストラン「The Manhattan FISH MARKET(ザ マンハッタン フィッシュ マーケット)渋谷店」(渋谷区神宮前6、TEL 03-6427-7057)がオープンした。経営は「ザ マンハッタン フィッシュ マーケット ジャパン」(横浜市港北区)。

8割日本の食材を使い5種類の調理方法で作る料理

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 米NYフルトン魚市場に「刺激を受け」、2002年にマレーシアで創業した同店。イスラム教の戒律に沿って処理されたことを認める「ハラル認証」を受けているのが特徴。2015年、日本1号店を池袋に出店したが、都内在住のイスラム教徒(ムスリム)から「少し遠い」という意見があったこともあり、車で30分圏内に多くの大使館や領事館が点在する渋谷への移転を考え昨年1月に閉店。場所探しに時間がかかったことなどからオープンが遅れたという。

 地階に位置する渋谷店の店舗面積は39坪で、席数はテーブル席とソファ席で44席を用意。「古き良きアメリカ」のシーフードマーケットをイメージした店内は、レンガ調の壁面やロープを使った照明などで装飾している。

 同店では、日本人をターゲットの中心にしていることからメニューの8割に日本の食材を使い、ベイクド・フライ・グリル・ポーチ・フレイム(バーナーであぶる)の5つの調理法で料理を作る。フィッシュ&チップス(ドリー=842円~、サーモン=1,382円など)、客の前でバーナーであぶって提供するシーフード類の盛り合わせ(3,218円~)、前菜(626円~)、サラダ(734円~)、魚介類や野菜、チキンを使うパスタ(950円~)などをラインアップ。

 ほかにも、クラシックチョコレートケーキとチョコレートアイスのケーキ「マンハッタン マッドパイ」(618円)などのデザート、ブルーキュラソーにマンゴーやピンなどを加えた「ガミーベアー」(864円)などのドリンク類もそろえる。徒歩での来街が多いエリアであることから、アルコールを提供しないことが「弱みにならない」と考えているという。客単価は1,500円ほどを見込む。

 オマー・アリ・ハイダ・アリ社長はハラルを「(分かりやすく言うと)食材の準備の仕方により気を付けているということ」と紹介。「当店では典型的なハラル料理ではなくアメリカ的な料理を提供する。宗教的な食べ物ではなく、ヘルシーな食べ物としてとらえてもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は11時~22時。イオンモール常滑(愛知県)にも店舗を構えているが、同社は2020年までに5店舗展開を目指す。

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