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山種美術館で日本画家・横山大観生誕150年記念展 収蔵作品一挙公開

所蔵する全41作を中心に展示する

所蔵する全41作を中心に展示する

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 山種美術館(渋谷区広尾3、TEL 03-5777-8600)で現在、企画展「横山大観-東京画壇の精鋭-」が開催されている。

初公開となる墨画の小品「波に叭呵鳥」

 日本画家・横山大観(たいかん)の生誕150年と没後60年に合わせ、同館が所蔵する大観の作品を開館以降初めて一挙に紹介する同展。大観は1868(明治元)年、常陸国(茨城)水戸藩士の家に誕生。1888(明治21)年に横山家を継ぎ、翌年東京美術学校に1期生として入学。1896(明治29)年には日本美術院創設に参加、1913(大正2)年には日本美術院の再興に尽力するなどし、1937(昭和12)年には文化勲章を受章。1958(昭和33)年に89歳で亡くなった。

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 大観は同館創立者の山崎種二が「最も親しく交流した画家の一人」といい、親交を通じて収集した作品など、同館所蔵のコレクション41点を中心に展示する。作品は、大観が初めて手掛けた水彩画巻きで中国旅行の体験を元に揚子江の沿岸風景を朝・昼・雨・夕の3場面で表現した「楚水の巻」「燕山の巻」(1910年)、絹の裏側から金箔(きんぱく)を貼る技法を使った「作右衛門の家」(1916年)、昭和期に多く描いたという富士山を題材にした「心神」(1952年)、「富士」(1935年ごろ)など。

 38年ぶりの公開となる「芍薬(シャクヤク)」(1928年ごろ)は同展に向け修復を施したといい、昭和期に描かれたと見られる墨画の小品「波に叭呵鳥(はっかちょう)」は初公開となる。大観が絵付けした茶わんなどの工芸品も約20年ぶりに展示する。

 期間中、カフェ「Cafe椿」では大観の作品をイメージしたオリジナル和菓子を提供するほか、ミュージアムショップでは、クリアファイル(278円)、はがき(108円)、小冊子540円」などのオリジナルグッズを販売する。

 開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(2月12日は開館、翌13日休館)。入館料は、一般=1,000円、大学・高校生=800円、中学生以下無料ほか。2月25日まで。