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ファッションブランド「ヴァンキッシュ」が初の日本酒、渋谷109メンズで限定バーも

「晩喜酒 征服者」を機に「日本酒を楽しんでほしい」と話す石川涼社長

「晩喜酒 征服者」を機に「日本酒を楽しんでほしい」と話す石川涼社長

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 109MEN'S(渋谷区神南1)3階の「VANQUISH(ヴァンキッシュ)渋谷109MEN’S店」(TEL 03-3477-8167)に12月22日、ポップアップバー「晩喜酒BAR」が限定オープンする。

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 同ブランドを展開する「せーの」(元代々木町)初の飲料商品となる純米大吟醸「晩喜酒 征服者」の発売を記念したもの。渋谷発のファッションカルチャーを発信する同ブランドは2004年に誕生し、2006年に旗艦店となる109メンズ店をオープンした。

 同社は2010年から日本だけでなく世界の人たちを対象にした商品開発やプロモーションを展開。現在109メンズ店では、来店客の内40%以上が外国人旅行客であることもあり「ドメスティックに寄せることがグローバルになるのでは」と、日本ならではの商品を考えていたという。

 そうした中、酒が飲めなかった同社社長の石川涼さんが「飲めるかも」と思える日本酒に出合ったことを機に日本酒造りを計画。酒蔵とのつながりが無かったことからSNSで募集し、石川さんが育った静岡の老舗酒造「富士正酒造」(静岡県富士宮市)と共同開発を決めた。商品名は「ヴァンキッシュ」の当て字、日本語訳の「征服する」から命名した。

 米は兵庫産「山田錦」、水は富士山から30年ほどかけて湧き上がるという湧き水にフィルターをかけて仕上げた仕込み水を使い、「飲みやすさ」を重視して造ったという。アルコール度数は15度以上16度未満。価格は、300ミリリットル=6,840円、720ミリリットル=1万260円。富士山をイメージした田島硝子(ガラス)の杯付きの限定版(1万6,200円、500個限定)も用意する。併せて、ハチ公のような犬や「渋」の字をモチーフにしたロゴを刻印した酒器(2,916円~5,940円)も作った。

 バーでは、「晩喜酒 征服者」の試飲や明治屋(中央区)の「おいしい缶詰」の試食を行うほか、「晩喜酒 征服者」購入客にはオリジナルロゴ入りの升を進呈する。試飲時には年齢確認を行う。

 石川さんは「ファッション業界は欧米主義だが、日本のモノを、誇りをもって世界に打ち出していきたい。外国人の方に土産として利用いただいてもいいし、飲んだことない方はこれを機に日本酒を楽しんでいただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~21時。ポップアップバーは今月25日まで。以降も同店で「晩喜酒 征服者」を販売する。

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