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表参道ヒルズで「テンボ」がコレクションショー 「ハンセン病」テーマに差別・偏見問う

ハンセン病回復者である女性(中央)がモデルとしてランウェーに登場

ハンセン病回復者である女性(中央)がモデルとしてランウェーに登場

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 表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)本館地下1階「スペース・オー」で10月19日、ファッションブランド「tenbo(テンボ)」のコレクションショーが行われた。同施設などで行われているファッションイベント「Amazon Fashion Week TOKYO 2017 S/S」(ファッション・ウィーク東京)の一環。

はるな愛さんなど多様な人たちが参加

 デザイナーの鶴田能史さんが2015年に立ち上げた同ブランドは、「ピープルデザイン」を掲げ、年齢や国籍、性別、障がいの有無などを問わず着られる服を提案している。

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 今シーズンのテーマは「ハンセン病」。約1年かけて構想したというコレクションは、鶴田さんが国立ハンセン病療養所の多磨全生園を訪れて感じたことを表現したという。子どものイラストや「LEPROSY IS GONE」「I AM I」などのメッセージなどをあしらったアイテムや点字をデザインしたスーツやワンピース、「花を擬人化」した4着のドレスなどが披露された。

 ランウェーには、ハンセン病回復者である槙ミヨさん(82)をはじめ、聴覚障害を持つモデルNyankoさん、骨形成不全症という病気を抱えているネパール人のアンジャナKCさん、タレントのはるな愛さん、アーティスト吉田山田の山田義孝さん、韓国の男性アイドルユニット「Apeace」のソン・スンヒョクさんなど、多様性にあふれた人たちがモデルとして参加。歌手・井上あずみさん、ボーカルユニットMIOSICが奏でる童謡「ふるさと」が場内に温かい雰囲気を運んだ。

 鶴田さんは自身のブランドを「個性を輝かすための服であり、服ではなく個性を見せるショー」と言い、「マイナスのイメージがあるハンセン病を美しく優しい世界観で表現できたらと思った」と振り返る。「(ハンセン病を)知らない人が多すぎる。知ったうえで判断してもらいたい」と話した。

 ファッション・ウィーク東京は今月23日まで。コレクションショーは招待制が基本のため、一般は入場できないものがほとんど。

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