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バスケBリーグ「サンロッカーズ渋谷」ホーム戦 川崎に連敗

シュートを放つ広瀬健太選手(写真右)

シュートを放つ広瀬健太選手(写真右)

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 青山学院記念館(大学体育館=渋谷区渋谷4)で10月15日・16日、男子プロバスケットボール「Bリーグ」の日立サンロッカーズ渋谷(SR渋谷)と川崎ブレイブサンダース(川崎)の試合が行われた。

試合終了後集まったファンとハイタッチを交わす選手たち

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 渋谷を本拠地とし同体育館をホームアリーナに使うSR渋谷は2000年に創部。「サンロッカーズ」の由来は「『太陽(リング)を揺らす』激しいダンクを狙い打つ集団」で、チームカラーはイエロー。マスコットは白クマのSUNDY(サンディ)。迎えた神奈川・川崎市を拠点とする川崎は、昨年度ナショナルリーグ(NBL)で優勝したチーム。

 初日の15日、第1クオーター(Q)、アールティー・グイン選手の3ポイント(P)ブザービーター(終了のブザーが鳴るのと同時に放たれて決まるシュート)で26対25と逆転するも、第2Qは9得点に押さえ込まれ35対42。後半も、今試合で31得点を挙げたニック・ファジーカス選手を中心に攻め込まれ、最終的に74対89で敗北した。来場者数は1529人。

 ホーム勝利を懸けて挑んだ2日目。ティップオフ後川崎にボールをキープされ、そのまま辻直人選手の3Pで先制を許したほか、ファジーカス選手に10得点を決められるなど18対21とリードを許しながらも、伊藤駿選手の3Pビザーブーターや広瀬健太選手の3P2本などで食らいつく。第2Qはアイラ・ブラウン選手が豪快なダンクで気迫を見せつけ、伊藤選手がドリブルで中に切り込んでいき作った外のスペースからグイン選手の3Pなどで38対32と逆転。引き離したい第3Qだったが、川崎が今季初めて使ったゾーンディフェンスに対応できず、5得点に押さえ込まれ43対51と再びリードを許した。最終第4Q、フロントコートからディフェンスに付きプレッシャーをかけるも点差は縮まらず56対68で2連敗を喫した。来場者数は1663人。

 BTテーブス・ヘッドコーチ(HC)は「川崎は日本で一番強いチームともいえる。2日とも負けたのは残念だが異なるゲームができた。2日目はリバウンドも川崎と同じくらいの本数が取れているし、ターンオーバー(オフェンス時シュート前に攻撃権が変わること)も減らすことができたので、大部分で勝てる要素があった」と総括。

 「何としても勝ちたかった」という伊藤選手の言葉からも伝わるように、2日目は前半からルーズボールを追いかけ、積極的にリバウンドに飛び付く姿も見られた。広瀬選手も「チャレンジャーとしてどこまで立ち向かえるか、勝つためには泥臭いプレーが必要だった」と振り返る。SR渋谷の次戦はアウェー戦が続く。「アウェーで勝ち星を稼いでホームに戻ってきたい」(広瀬選手)、「まだまだ成長過程。細かい部分を詰めて、次のホームでは強いチームを見せたい」(伊藤選手)と意欲を見せた。

 伊藤選手と同学年で同じ青山学院大学出身の、川崎のエース辻直人選手は母校での試合に「大学に着いて懐かしい雰囲気だったが、練習していた時とリングも違うし、装飾されるなど全然変わっていたので、大学でやっている感じがしなかった」と言い、「前半は一番悪いバスケをしてしまったが、第3Qでゾーンが効果的に使えた。競る試合ができて良かった」と話した。

 SR渋谷は現在B1中地区3位につけている。同体育館での次回ホーム戦は11月19日・20日の三遠ネオフェニックス戦。チケット代は、選手ベンチ隣のプレミアム席=1万5,000円、コートサイド席=7,800円、1階指定席=3,800円、2階自由席=大人2,400円ほか。

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