渋谷「パルコ劇場」の座席や緞帳をリメーク クラウドファンディングでチャリティー

パルコ劇場内の様子

パルコ劇場内の様子

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 建て替えのため一時休業する渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)パート1・9階の「パルコ劇場」の備品を販売するチャリティープロジェクト「FOR the THEATER LOVERS」が8月5日、パルコのクラウドファンディング「BOOSTER」で始まった。

来場客が座って擦れたことからハート型に見える座席の背もたれ

 1973(昭和48)年の渋谷パルコ開店と同時に開業した「西武劇場」が前身となる同劇場。1976(昭和51)年にパルコ西武劇場に、1985(昭和60)年に現在のパルコ劇場にそれぞれ改名し、パルコが企画・製作する演劇などを公演してきた。席数は458席。座席の背もたれは、多くの来場客が座って擦れたことからハート形に見えることで知られている。

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 同劇場では、米ピアニストのピーター・ゼルキンさんらが出演した「MUSIC TODAY」でこけら落としをして以降、寺山修司、蜷川幸雄、つかこうへいさん、三谷幸喜さん、宮本亜門さん、宮藤官九郎さんらの作品を上演。美輪明宏さん、黒柳徹子さん、立川志の輔さん、中谷美紀さん、森山未來さんなどが舞台に立ってきた。同劇場では三宅一生さんがファッションショーを開いたこともある。

 「FOR the THEATER LOVERS」と銘打つ同プロジェクトは、収益の一部を舞台芸術作品の活性化を図るセゾン文化財団に寄付するチャリティーとなる。

 リターン(商品)は、PARCOロゴを刻印した木製の箱馬(4,900円)、ロビーの椅子(1万9,000円)、オープン時に作られた同劇場の緞帳(どんちょう)でファッションブランド「シアタープロダクツ」が作るクッション(1万1,800円)、20代のデザイナー「サワイシンゴ」さんがブックデザインを手掛け、劇場のバックヤードを中心にフォトグラファー堀内彩香さんが撮り録り下ろした写真を収め、緞帳を装丁に使う写真集(1万5,000円、150口以上で製作)。

 ほかにも、建築家の鄭(てい)秀和さん率いる「インテンショナリーズ」が座席をリメークしたチェア(1人用6万9,000 円=20口限定、2人用11万9,000 円、3人用19万8,000 円=以上2口限定)、演出家や俳優なども「愛用した」という「G11」番の座席をリメークしたアームチェア(94万5,000円、1口)もラインアップする。

 目標金額は100万円で、5日17時現在すでに128万円を超えている。今月31日まで。

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