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原宿にコリアンデザートカフェ「ソルビン」日本1号店 かき氷やホットスイーツなど

温かみのある雰囲気に仕上げた店内

温かみのある雰囲気に仕上げた店内

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 原宿駅近くに6月30日、韓国発コリアンデザートカフェ「SULBING(雪氷・ソルビン)」の日本1号店「SULBING HARAJUKU」(渋谷区神宮前1、TEL 03-6721-0404)がオープンする。経営はスペイン発の雑貨店「ムイムーチョ」の国内展開などを手掛けるエンポリオ(江戸川区)。

提供するメニューの一部

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 餅・きな粉・アズキなどを使った韓国の伝統菓子を現代風にアレンジしたスイーツがメインの同店。2013年に1号店を釜山に出店した翌年、若者に向けた伝統菓子のアプローチを模索し開発したかき氷「ソルビン」が人気を博した。現在では韓国国内に直営・フランチャイズ含め約500店舗を展開しているほか、中国やタイにも進出。日本は4カ国目となる。

 エンポリオ社長の鈴木一郎さんは昨年、韓国で食べた「ソルビン」の「かき氷とは思えない食感に感動」して、日本での展開を決意。韓国のソルビン社と日本におけるマスターフランチャイズ契約を締結した。韓国ソルビン社も、アジアで店舗を拡大するには「韓国の10倍」という日本のスイーツ市場での展開を視野に入れていたことから、双方の思いが合致したかたちとなった。

 韓国では中高生~OLの女性を中心に来店があることもあり、「最初は若者に受け入れてもらいたい」との思いや、韓国側が「カルチャーやトレンドの発信地」とのイメージを持っていることから1号店の出店地に原宿を選んだという。店舗面積は62坪。席数はテーブルを中心に76席を用意。モルタルやベージュを基調とした空間に木目の家具を配置し「温かみのある」店内に仕上げた。

 「ソルビン」は、牛乳を加えた氷で作る「パウダースノーのような」きめ細かい氷が特徴の一つだが、その食感を出す方法は「企業秘密」という。氷を覆い尽くす「華やかな」トッピングも目を引く。ラインアップは、韓国で「人気ナンバー1」という、きな粉やきな粉餅、ローストアーモンドスライスをトッピングする「きな粉餅ソルビン」(850円、テークアウト仕様は700円)、アズキや黒ゴマなどをトッピングする「黒ゴマ小豆ソルビン」(1,000円)など。

 同店オープンを記念し、たっぷりのイチゴや大福1つをトッピングする「生イチゴソルビン」(1,400円)を7月6日まで限定提供するほか、同月7日~31日には、果肉をくりぬいたメロン半分を器に使い、ミルクかき氷やチーズケーキなどを入れてメロン果肉をのせた「まるまるメロンヨーグルトソルビン」(1,500円)を季節限定ソルビンとして提供する。

 そのほか、餅を挟んで焼き上げたトーストの上にきな粉や蜂蜜などをトッピングする「きな粉餅トースト」(550円)をはじめとするホットスイーツ、米粉や麦粉などを炒めたり蒸したりして粉にした「ミスカル」とバナナを合わせたスムージー(650円)などのドリンク類もそろえる。客単価は1,000円~2,000円を想定。秋ごろには日本限定メニューも導入予定という。

 「正直かき氷にそんなに興味はなかったが、ソルビンは何度でも食べたくなる」とその魅力を話す鈴木さん。「韓国で女性がシェアしてソルビン食べている姿を見て、かわいいと思った。グループでご来店いただき楽しんでいただければ」と来店を呼びかける。貿易関連の事業も手掛けていることから30年近く前から韓国でも仕事をしてきたこともあり、「韓国と日本の懸け橋になれれば」とも。

 営業時間は11時~21時。首都圏から多店舗展開を進めていく予定といい、2017年には国内5~6店舗、2020年までに50店舗の出店を検討している。

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