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「もしも女子大生が愛媛のみかんを渋谷で売ったら…」、6日で売り上げ141万円

疑似会社女子大生の「社員」である昭和女子大の学生たち

疑似会社女子大生の「社員」である昭和女子大の学生たち

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 渋谷駅地下コンコースで1月19日~24日、昭和女子大学の学生たちがミカン商品を販売するワゴンショップを出店し141万7,400円を売り上げた。

「株主」を呼んで開いた疑似株主報告会

 「もしも女子大生が愛媛のみかんを渋谷で売ったら…」をコンセプトに掲げ、ビジネスのノウハウを学ぶことを目的に出店した同店は、昭和女子大学グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科・保田(ほうだ)ゼミのゼミ活動の一環として行ったもの。疑似会社を設立し「株」を発行しての資金調達から、商品の決定・仕入れ、広報、店舗づくり、接客、財務などをゼミ生20人で分担した。28日に同校内で「疑似株主報告会」を開き、売り上げなどを発表した。

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 仕入れやワゴンリースなど初期費用16万9,000円を賄うため、疑似株(1口1,000円、169株)を発行し、同ゼミ生含め25人から出資を得ていた。レシート上での売上高は1日最高37万9,400円、6日間計141万9,720円だったが、ミスが重なり実際の金額は141万7,400円となった。そこから人件費などを引いた営業利益は4万2,250円だったことから、利回り25%となる1,250円を株主に配当することができた。一方で、当初の売り上げ予測が甘かったことなどの反省点もあがった。

 同店では事前調査の結果から「旬の商品」に着目し、白あんと餅でミカンを丸ごと包んだ「みかん大福」を主力に、愛媛産ミカンの加工商品4品を販売した。メディアに取り上げられたことなどから各商品の完売が続き、みかん大福は1日に最多620個、6日間で1850個を販売。当初は18日にオープンする予定だったが、降雪の影響で営業できないトラブルに見舞われたため、1日分の在庫を売り切るための策を講じたり、「レモンケーキ」の売り上げが良くなかった際には、プロジェクトの略称「もしミカ」の看板を「もしレモ」に変えてアピールしたりするなどしたという。

 「社長」として疑似会社をまとめた菊地真生さんは、約2カ月かけて準備した同活動を「皆の仕事のペースが合わなかったり仕事を振り分けられなかったりして、(自身を含むマネジメント3人が)勝手に仕事を背負い込んでしまった」振り返る。「つらかった」というが、「先生にも『スピードが命』と言われていたので、その日出た反省点を短時間で改善できたのは良かった」と話した。

 保田隆明非常勤講師は、今回の取り組みを「予習や体験をした後に座学で意味付けなどを学ぶ反転授業」と説明。「座学では想像できない、財務諸表やマーケティング理論を理解できたのでは。想定していたよりいろいろなことを学んでくれた」と評価する。「オペレーションなど、現場が進化を重ねることで売り上げが良くなっていくことを体験できたことは大きかったと思うし、雪の対処などで決断力が磨けたのでは」とも。

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