ヒカリエで渋谷の未来考えるシンポジウム 「かなえたい『〇〇かも』」テーマに

渋谷でかなえたい「○○かも」を発表する長谷部健渋谷区長(写真右端)ら

渋谷でかなえたい「○○かも」を発表する長谷部健渋谷区長(写真右端)ら

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 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)9階・ホールBで10月8日、「未来の渋谷の可能性をひろげるシンポジウム~Making Maybe.“かも”づくりフューチャーセッション~」が開催された。主催は渋谷区。

基調講演に登壇した内藤廣さん

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 区が2014年から開いてきた「シブヤパブリック展」に続く情報発信となる同企画。1部の基調講演には、建築家で東京大学名誉教授の内藤廣さんが登壇。内藤さんの原体験は公園通りで営業していたライブハウス「ジャンジャン」。「文化発信の震源地が確かにあった」と振り返り、「(これからも)渋谷は文化を発信し続けることで生きていくのだろう」と話した。

 内藤さんが計画にも携わっている丸の内と比較しながら、看板の多さや多様性、異なる建築家が手掛ける超高層ビルのデザイン構想、生活文化の中心地であることなど、渋谷の「良さ」や「らしさ」を解説。

 再開発計画は「谷の地形を生かして、できるだけ人が上を歩けるようにして、それをつないでいく」という考え方をベースに進めているという。その中で、渋谷を「人の街」と位置付け、建物の中にいる人の動きが街中などから見られるようにした縦導線「アーバン・コア」でにぎわいの創出を図っている。「アーバン・コアは世界中にないこと」と言い、駅周辺で進む再開発事業の要所にも取り入れることで「世界中にない街を手に入れようとしている」と力説した。

 最後には、植樹して森を作り上げた明治神宮を例に挙げ、「最初の段階で巨大開発は出てくるが、街が段々と違う形で育っていって最後は豊かな環境になってほしい」とも。

 2部は「渋谷らしい」暮らし方・遊び方・働き方を考える「Making Maybe.“かも”づくりフューチャーセッション」。長谷部健渋谷区長をはじめ、渋谷区商店会連合会会長で渋谷道玄坂商店街振興組合理事長の大西賢治さん、ロフトワーク(道玄坂1)社長・林千晶さん、サイバーエージェント・クラウドファンディング(円山町)取締役の坊垣佳奈さんが登壇し、「渋谷でかなえたい『〇〇かも』」について話し合った。モデレーターはフューチャーセッションズ(神宮前5)野村恭彦社長が務めた。

 開催に先駆け、区では来場者らから「渋谷でかなえたい『〇〇かも』」を受け付け、音楽や遊び、観光、国際交流、エコなど、さまざまなカテゴリーで意見が集まった。長谷部区長は「言葉を読んでイメージできるものが多かった。イメージできることは実現できるんじゃないかと思っている。それを多くの人が共通意識として持つことは良いことなのでは」と話した。

 渋谷で働いている人や多くの時間を過ごしている人など、区民ではないが「気持ちは『渋谷民』」に向けた政策を作ってほしい」(林さん)、「スクランブルでの盆踊りや歩行者天国化、365日毎日何かをやっている街にしたい」(大西さん)など、登壇者それぞれのアイデアも発表され、それらを実現するために「行政・地元・企業それぞれで何ができるのか」などを考察。3色のカードを使いアンケートをとるなど、来場者参加型でセッションが進んだ。

 坊垣さんは「できればアクションに移したい」と会を振り返り、「(クラウドファンディングサイト)マクアケ上に『かも』ページを作る」と宣言。「本気でやるので力になっていただきたい」と呼び掛けた。

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