青山通りに英インテリア「トム・ディクソン」 照明から文具までトータル提案

「表参道コーヒーが好き」だというトム・ディクソンさん

「表参道コーヒーが好き」だというトム・ディクソンさん

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 青山通り沿いに7月17日、英インテリアブランド「TOM DIXON(トム・ディクソン)」の日本初専門店「TOM DIXON SHOP」(渋谷区渋谷2、TEL 03-5778-3282)がオープンした。経営は日本の独占契約元の林物産(名古屋市中区)。

家具から小物までそろう店内

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 チュニジア出身のプロダクトデザイナー、トム・ディクソンさんが手掛ける同ブランドは2002年に創業。耐久性のある素材を多く使い、「何世代にもわたって受け継がれる」ようにシンプルな形に仕上げているのが特長。同時に幾何学的なデザインも好み、特に照明は表面の仕上がりにもこだわっているという。

 日本国内では照明器具専門メーカー「マックスレイ」が照明を取り扱っていたり、店舗が個々に輸入したりしていたが、同ブランドンの商品を「トータルで紹介したい」と林物産が今年、日本市場における独占販売契約を締結した。情報発信拠点・ショールームとしても位置付け、一般消費者のほかリテーラー、(飲食店などの)店舗経営者の利用にも期待し、国内での取扱店を増やしたい考え。

 英国に次ぐ2店舗目の専門店となる同店。店舗面積は160平方メートル。空間プロデュースにディクソンさん自身も携わったという店内は、ビクトリア調洋式や工業的な要素も取り入れた。ディスプレーする商品はシーズンごとに変えていく。

 取扱商品は照明やファーニチャー、フレグランス、ステーショナリーなどで、7割以上が国内初販売の商品になるという。商品例は、17世紀の英国のクラシカルなデザインを反映した「ウィングバックチェア」(91万8,000円~)、キャンドル(2万520円または3万7,800円)、ボウルセット(1万8,360円または2万5,920円)、ティーポット(3万6,720円)、工場型の貯金箱(クリップ(2,808円)など。

 「象徴的な大通りに面した場所に出店できるのはとても幸せ」と満足気なディクソンさん。「当ブランドの世界観を東京でも楽しんでいただけるようになった。活気のある店にしていきたい」と意欲を見せる。

 ディクソンさんは、表参道エリアの印象を「東京の中でも中核のエリア。世界的なブランドと個人店が共存している面白い街」と語り、中でもコーヒー店「OMOTESANDO KOFFEE(表参道コーヒー)」(神宮前4)が「一番好き」と笑顔を見せた。

 営業時間は11時~19時。水曜定休。

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