明治神宮球場・秩父宮ラグビー場、場所を入れ替え建て替えへ

明治神宮球場

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 東京都は4月1日、明治神宮球場と秩父宮ラグビー場の建て替えに関する構想を明らかにした。

秩父宮ラグビー場のエントランス

 2020年に開催される五輪・パラリンピックに向けメーンスタジアムとなる国立競技場の建て替え計画の具体化を機に、神宮外苑地区一帯をスポーツの拠点として再開発を目指すもの。同日、都や明治神宮、日本スポーツ振興センター、ラグビー場に隣接して本社がある伊藤忠商事、三井不動産など、地区内の関係権利者が覚書を締結した。

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 計画地は新国立競技場と青山通りに挟まれた約17ヘクタール。大きなポイントは球場とラグビー場の場所を入れ替える点で、野球・ラグビーともに大会の休止期間を最低限に抑える方法を採りたい考え。新国立競技場がラグビーの試合にも対応することから、2020年の五輪・パラリンピック前にラグビー場を解体し、終了後に新しい球場を着工。ラグビー場解体後の跡地は、五輪・パラリンピックの駐車場などでの利用を検討する。現在の球場の取り壊し、新しいラグビー場の整備はその後取り掛かる見込み。具体的な時期などは今後、協議していく。

 神宮球場は、1924(大正13)年に完成した競技場(現・国立競技場)で開催された競技大会を機に日本のスポーツ熱が全国に波及し、「野球場の建設を要望する声」の高まりを受けて1926(大正15)年に竣工。1964(昭和39)年からプロ野球チーム国鉄スワローズ(現・東京ヤクルトスワローズ)が本拠地として使っている。

 女子学習院の焼け跡でアメリカ軍の駐車場になっていた場所に建てられたのが秩父宮ラグビー場。戦前、関東のラグビー試合は明治神宮競技場を使っていたが、戦後はアメリカ軍に接収され日本人は自由に使うことができなかったという。そうした中、関東ラグビー協会の専用ラグビー場として1947(昭和22)年に「東京ラグビー場」が完成し、1953(昭和28)年から現在の名称で運営している。

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