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神泉駅近くのラーメン店「六」がリニューアル-「辛みそ煮干ねぎらーめん」主力に

「辛みそ煮干ねぎらーめん」を薦める齋藤示郎店長

「辛みそ煮干ねぎらーめん」を薦める齋藤示郎店長

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 神泉駅近くのラーメン店「辛味噌(みそ)煮干らーめん・つけ麺 六」(渋谷区円山町、TEL 03-3462-9660)が昨年12月、リニューアルオープンした。経営はBANLEE(石川県金沢市)。

辛みそ煮干ねぎらーめん~百年蔵出し加賀みそ~

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 「辛みそ煮干ねぎらーめん~百年蔵出し加賀みそ~」(780円)を主力にする同店は、2013年にオープンした「ラーメン・つけ麺 六」をリニューアルしたもの。旧店で「人気だった」辛いつけ麺を進化させ、「らうめん侍の侍」(金沢市)の店主・中村錦人さん監修の下、同ラーメンを開発した。

 スープは九十九里産のイワシの煮干しと豚骨のWスープがベースで、1911(明治44)年創業のヤマト醤油味噌(しょうゆみそ、石川県金沢市)の蔵出しみそとトウバンジャンを合わせた辛みそ、注文が入ってから作るというラー油を合わせる。麺は「スープに絡みやすい」中太ちぢれ麺を特注。スパイスはサンショウと、「辛みが非常に強い」というアフリカ・インド原産の唐辛子「バーズ・アイ」を採用。辛さは3段階を選べ、最後に添えるバーズ・アイの粉末の量で調整する。

 同ラーメンは、2月14日に放送されたTBSの情報バラエティー番組「王様のブランチ」で、ラーメン研究家・石山勇人さんが選んだ「今食べるべき注目のラーメン」第1位に選ばれた。

 放送当日、スタジオでラーメンを提供したマネジャー角田知弘さんらが12時30分ごろ店に戻ると、店頭には行列ができていたという。普段は20~50代の男性の来店が中心だが、カップルや女性など同番組の視聴者層の来店が多く見られ、1日の売り上げが2倍ほどになったという。

 週末にはスタッフを増やすなど対策を講じていたが「放送当日にあんな混むとは思わなかった」(角田さん)と、想像以上の反響に驚いた様子を見せた。平日に入ってからも週の前半はオープンを待つ人も見られるなど、客足が増えているという。

 「和風つけ麺 轍(わだち)」跡にオープンした同店。店舗面積は約12坪。席数は14席。店名は「決死の覚悟」を表す「六文銭=冥銭」から命名。同ラーメンのほか、自家製温玉・豚バラチャーシューなどをのせ、ラーメンスープのほかバーズ・アイなどで味を変えて食べる「温玉おじやセット」(220円)を「締め」として用意している。現在の客単価は930円ほど。

 角田さんは「手がかかっているラーメン。ただ辛いだけでなく、一杯でいろいろな味が楽しめる。試しに食べてもらえればはまってもらえるはず」と自信を見せ、「『辛みそにぼしラーメン』というブランドを世の中に広めたい」と意欲を見せる。

 営業時間は、11時30分~15時30分、18時~23時30分(土曜・祝日は11時30分~18時、日曜は11時30分~15時)。   

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