特集

Bリーグ2017-18、サンロッカーズ渋谷特集.3
#51 菊池真人選手

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昨年、野球・サッカーに次ぐプロスポーツとして発足した男子プロバスケ「Bリーグ」。リーグ開幕に合わせ、「サンロッカーズ渋谷」が渋谷区をホームタウンとするプロスポーツチームとして参入。2季目となる2017-18シーズンが9月29日に開幕したのに合わせ、サンロッカーズ渋谷のヘッドコーチと選手たちに今シーズンの意気込みを語ってもらった。今回は仙台89ERSから移籍した菊池真人選手。

«第2回 ブランデン・ドーソン選手

サンロッカーズは「泥臭いプレー」も見てくれる

――まずは入団理由を教えてください。

スタッフの方と会って話した時に「チーム一丸」という言葉をすごく言ってくれて。僕自身もみんなで楽しくやりたいと思っていたことと、「ディフェンスをする」という点に引かれて決めました。

――3シーズンプレーした仙台を離れる決断は難しかったですか。

そうですね、試合に出られるようになったのも仙台だったので最初はすごく寂しさがありました。でも、バスケット選手としてはそんなに若くないので、チャレンジはできる限りしたいと思いました。

――以前、自身の強みは「泥臭いプレー」だと言っていましたね。サンロッカーズでもそこを生かしていきたいですか。

そうですね、まずはルーズボールとかそういったところからで、後はディフェンスとリバウンド。プラス、今練習しているシュート。特に3ポイントが武器になってきたらいいなと思って必死にやっています。

――インサイドの印象がありますが、3ポイントを強化しているんですね。

仙台の時は、日本人選手の中で一番大きかったので、4番(=パワーフォワード)が多かったのですが、ここでは(満原優樹選手など)ほかの選手もいるので、3番(=スモールフォワード)ポジションが多くなってきました。まずは早く3番に慣れるのと、外のシュート、3ポイントを打てないとディフェンスを引き付けられないので、確率を上げていきたいです。

――チームから求められている自身の役割についてはどう考えていますか。

やっぱり守って走るチームなので、起点となるディフェンスとリバウンドですね。

――勝久ジェフリーヘッドコーチに聞いたのですが、誰よりも早く練習に早く来ているそうですね。

皆は強い高校から大学に行ってプロに来ていて、自分は大学に行っていないので、そういうところで勝っているとは思っていません。そういった意味で自分がチームで一番下手だと思っているので、他の人より早く来て、シュート練習とかしてその差を埋めていきたいと思っています。

――大学を出ている選手たちと肩を並べてプロとしてプレーできているのは自信につながっているのでは?

自信はそんなにないんですけど(笑)、数字やスタッツには残らないことも自信を持ってやろうとは思っています。そういうところの頑張りは、ここのスタッフはちゃんと見てくれているので…。

「人がめっちゃ多い」 渋谷でのパレードは怖かったけど楽しかった

――使っているバッシュを教えて下さい。

「K1X」というドイツのバスケットボールブランドで、昨シーズンからサプライしていただいています。カラーがたくさんあるので、ホームの時は蛍光の黄色を履いて、アウェーの時はほかの色を履いてみようと思っています。

――バスケ以外の趣味はありますか。

何だろう…結婚しているので、オフの時は(夫婦で)出掛けます。先日、(三鷹の森)ジブリ美術館に行ったら、前売り券を買わないといけないというのを知らなくて入れなくて。その後、(東京)スカイツリーに行ってプラネタリウム見ようと思ったんですけどリニューアル工事で休館していて…そういう日だったんだなと思いました(笑)

――すでに東京生活を満喫してますね。

基本的に車で行ける所だけですけど(笑)

――新しいホームタウンの渋谷の印象はいかがですか。

やっぱり人がめっちゃ多い(笑)。それと、東北とかは車社会が普通だったんですけど、こっちでは電車が普通じゃないですか。電車移動がまだ慣れないです。試合会場までも車で行きたいです(笑)

――これまで渋谷で遊ぶこととかはありましたか?

遊びに行ったことは数回で、正直、まだなじみはありません。でも昔、兄が(渋谷センター街奥のスポーツショップ)「ギャラリー2」でバイトをしていて、2階がバスケットのフロアでもあるので遊びに行っていました。

――センター街・バスケ通りではシーズン前にパレードをしましたね。

パレードは仙台でもやったことなかったので、すごく楽しかったです。ただ、ちょっと人多すぎて怖いなって思ったのと、ファンの方なのか一般の方なのかよく分からなかった(笑)あの人たちが会場に来てくれたらうれしいですよね。

――サンロッカーズや渋谷のファンの方になんて呼んでほしいですか

仙台の時は「マナティー」でしたが特にこだわりはありません。チームメートからは「真人(まなと)」って呼ばれています。

――最後に今シーズンの個人の目標を教えて下さい。

チームが優勝するために貢献できるプレーヤーになることです。先ほども言ったディフェンスとリバウンド、あと、たまーに出るブロックショット(シュートブロック)を見てほしいです。

次回は#55ジョシュ・ハレルソン選手が登場。

菊池真人
1989年6月18日福島生まれ。身長191センチ、体重94キロ。日本大学東北高等学校卒業後、福島のクラブチーム「郡山クラブ」に4年間在籍。社会人クラブチーム「デイトリックつくば」1シーズンプレーした後、bjリーグ「仙台89ERS」に入団しBリーグ初年度の昨シーズンまで同チームでプレー。今シーズンサンロッカーズ渋谷に移籍した。

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