天気予報

18

16

みん経トピックス

特集

インタビュー2017-10-07

サンロッカーズ渋谷、強豪ぞろいの東地区に“チーム力”で挑む Bリーグ2季目開幕

昨年、野球・サッカーに次ぐプロスポーツとして発足した男子プロバスケ「Bリーグ」。リーグ開幕に合わせ、「サンロッカーズ渋谷(以下SR渋谷)」が渋谷区をホームタウンとするプロスポーツチームとして参入。チャンピオンシップに進出するも、初戦敗退という悔しい結果に終わった。いよいよ、2シーズン目となる2017-18シーズンが9月29日に開幕。10月7日にホームアリーナ(青山学院記念館=大学体育館、渋谷区渋谷4)開幕戦を迎えるに当たり、SR渋谷のヘッドコーチと選手たちに今シーズンの意気込みを語ってもらった。シリーズで紹介する第1回目は、今シーズン指揮を執る勝久ジェフリーヘッドコーチ(HC)のインタビューをお届けする。

SR渋谷は、日立製作所が共に3回の優勝経験を持つ2つのクラブを統合する形で2000年に創部した「日立サンロッカーズ東京」が前身。「Bリーグ」参入に合わせ、渋谷を拠点にとすることを決めチーム名を「サンロカーズ渋谷」に変更。区内のイベントへの出演や子どもたちを対象にしたバスケット教室を開くなど、地元に根付くチームとして区内で積極的に活動している。
»サンロッカーズ渋谷

「バスケットが好き」が燃料

――まず、勝久さんのバスケットとの出合いやコーチになった経緯を簡単に教えて下さい。

10歳の時にバスケットに出合い、のめり込むようになりました。元々プレーヤーではあったのですが、大学の時はサークルに所属する程度で、卒業時にコーチを目指そうと決めました。

――昨シーズンはアシスタントコーチ(AC)、今シーズンはヘッドコーチ(HC)として、どんな思いですか。

プレッシャーもありますが、自分の成長につながると思っています。話を頂いていた時から(今季は)厳しい戦いになるかもしれないというのは聞いていましたが、HCをできるチャンスがいつ来るかは分からないので引き受けました。

――昨シーズンSR渋谷に加入する前には、岩手ビッグブルズ(TKbjリーグ)を指揮していましたね。

HCは想像していたのとは違うということ、支えてくれるスタッフの重要性は、岩手でHCになった時に分かりました。

――自身のキャリアとしてHCをやり続けたいですか。

ずっとHCをできるラッキーな人は、そういないと思います。HCにこだわらず、私はバスケットからさまざまなことを得たと思っているので、それを返していきたいと思っています。チームの一員として良いチームを作るために、選手たちがいいプレーをするために、次のステップに進む時にバスケをやっていて良かったと感じてもらえたらうれしい。「バスケットが好き」というのが燃料です。

開幕前に渋谷・金王八幡宮で必勝祈願を行った

渋谷は「おしゃれ」

――SR渋谷のホームタウンである渋谷には今までプロのスポーツチームが無く、バスケットの試合を見たことがない人もまだ多いと思います。勝久さんが思うバスケットの魅力とは?

選手全員、5人がつながっているという点。連動してプレーしないとうまくいかない、限られたコートの上で(相手チームの選手含め)10人が同時に動いている。とても正確に動かないとうまくいかないんです。

――初心者には少し難しいかもしれませんね。

初めて見る方は距離。特に、青学記念館なら2階の自由席でも選手の顔も見えるくらいの近さだと思います。会場にお越しいただくと、スタッズや数字に表れないプレー、自分より体の大きい相手からチャージングを取ったり、バッシュの音だったり…来ないと分からないこともあります。一人でも多くの方にバスケットの楽しさを感じてもらえれば。

――渋谷にはどんなイメージを持っていますか。

一言でいうと「おしゃれ」ですね。ホームアリーナである青学記念館の周辺を歩くだけで、まず自分がどれだけおしゃれじゃないかを感じます(笑)。ただ、選手たちは「さすがだな」って思いますね。ちゃんと今のスタイルに沿って、流行を取り入れていてうまいですね。

――ホームタウンに対してどんな思いを持っていますか。

チーム名に「渋谷」を入れているので、ホームコートを守って、なるべく多く勝つことでファンの方への恩返しになると思っています。

一緒に戦って一緒に勝つ、そして負ける時も一緒

――今シーズンのスローガン「Together」には、どんな思いが込められているのでしょうか。

一緒に戦って一緒に勝つ、そして負ける時も一緒。スポンサー、ファン、フロントスタッフ、選手が本当に一つになって戦うのを忘れずに、大事にしていきたいです。

――練習などを見ていると、コミュニケーションを密に取っているのが見受けられます。

一体感も重視しています。今シーズンから練習前後に、肩や腰など体の一部を触れながらハドルを組むようにしました。最初はみんな距離の近さに戸惑っている感じもありましたが、慣れてきましたね。

――今シーズン目指しているチーム像はどんなかたちですか。

ディフェンスからリズムを作るチームとして、トランジションにつなげて早い展開のオフェンスに持っていくのがチームのスタイルです。

――ポイントゲッターであったアイラ・ブラウン選手が移籍した穴は小さくないと思いますが、もう少し具体的にオフェンスの考え方を教えてください。

5人全員で連携することで少しずつアドバンテージを作り、全員が状況を理解してオープンのプレーヤーがシュートを打つ。1人エースを立てるのではなく、全員で得点を重ねていきたいです。

――今シーズンの目標を教えてください。

レギュラーシーズンは1試合でも多く勝利して、カンファレンス2位以上でプレーオフ初戦をホームコートで戦おうとチーム全員で話しています。

――昨シーズンの結果から順当にいくと厳しい状況ですが、どう考えていますか。

どのチームの選手の入れ替えがあり、昨シーズンと今シーズンは違うもの、新しいものだと考えています。『ものすごく自信がある』とは言い切れませんが、自分たちでリミットを決めていたら面白くありません。やるからには目標を高く設定してチャレンジしないと意味がないと思っています。

次回は#22長谷川智也選手が登場。

勝久ジェフリー
1981年5月18日東京生まれ。米サンタクララ大学卒業。bjリーグ、NBL時に千葉ジェッツ(現千葉ジェッツふなばし)でAC兼通訳を務めた後、2015-16シーズンに岩手で指揮を執り、昨シーズンSR渋谷のACを務め、今シーズンHCに就任。

グローバルフォトニュース

最新ニュース

フォトフラッシュ

渋谷でパラスポーツの魅力発信「ビヨンドフェス」。渋谷マークシティ外壁にはプロジェクトのカラーや漫画家・高橋陽一さんのイラストなどを掲出する
[拡大写真] [関連記事]

アクセスランキング