渋谷マークシティ近くに大型飲食ビル-新業態など6店舗

「渋谷セーデ」外観イメージ

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 飲食ビルなどが建ち並ぶ渋谷駅南口、渋谷マークシティ横の商業エリアに10月19日、「大人の社交場」をテーマにした飲食専門の商業施設「渋谷SEDE(セーデ)」(渋谷区道玄坂1)がオープンする。

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 地下1階から地上5階の各フロアに、イタリアン、鍋料理専門店など6店舗が出店。各店ともディナータイムには3千円台〜7千円台の客単価を見込むほか、ランチ営業も行い近隣のビジネスマン、OL層を取り込みたい考え。施設名の「SEDE」はShibuyaの「S」とラテン語で「食べる」を意味する「ede」をかけ合わせた造語。総床面積は1273.31平方メートル。

 地下1階にはインテリアデザイナー森田恭通さんが内装を手がけるカジュアルダイニング「CRYSTAL BEE HOUSE(クリスタル・ビー・ハウス)」が出店。「渋谷BEE8(ビーエイト)」(道玄坂2)の2号店で、運営はNKG&アソシエイツ(豊島区)。主力メニューで魚介のブイヤベースなどを提供する。想定客単価は4,000円台〜5,500円。全80席。

 1階はイタリアンレストラン「Tharros(タロス)」。地中海リゾートの中心に位置する「サルデーニャ島」をテーマに、魚介やチーズ、野菜などで作る家庭料理を提供。席数は50席。外食事業のイデア(大阪府吹田市)は、主力業態で宮崎地鶏炭火焼・創作料理の「車」を2階に出店。渋谷地区初出店で首都圏では6店舗目。客単価5,000円〜7,000円を見込み、66席を設ける。

 3階は、都内にユニークなコンセプトを打ち立てた新業態店を相次いで出店しているダイヤモンドダイニング(港区)の新店。「全国の鍋料理」を提供する「あくとり代官 鍋之進」で、席数は84席。土鍋、タジン鍋など料理によって鍋を使い分けるという。内装は「江戸時代の奉行所」をイメージ。客単価4,500円〜4,800円を見込む。

 居酒屋「登貴」などを展開する美和プランニングが4階に出店するのは、銀座にも出店する酒場食堂「INSOMNIA(インソムニア)」。肉や魚介、野菜などの鉄板焼きをメーンに100種類以上のアルコールを提供。店内ではアーティストの作品を定期的に紹介するほか、ライブなどのイベント開催も予定。84席で、想定客単価は3,500円。

 最上階の5階は、アイリッシュパブ&レストラン「Faite(フォルチェ)」。「渋谷BELGO(ベルゴ)」(渋谷3)など都内で4店の欧州料理・ベルギービール専門店を営むユーロフレックスの新業態で、アイルランド直輸入ビールとワインを提供。料理はフレンチシェフが手がける。想定客単価は3,000円〜5,500円、全58席。

 同施設の事業主は、同ビル並びで質店を営む楠本商店(道玄坂1)。テナントリーシングは首都圏を中心に商業施設の開発・プロデュースなどを手がけるエム・エス・シー(神宮前1)が担当した。

エム・エス・シー

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