ユナイテッドアローズ（渋谷区神宮前2、以下UA）は来年1月、ウィメンズ・セレクト業態「チェンジズ ユナイテッドアローズ」（以下、チェンジズ）を閉鎖する。

　チェンジズは2001年2月、実験店舗「UAラボ」として原宿・キャットストリートに1号店（神宮前5）を開業。ジバンシイやクロエなどの海外デザイナーズをはじめ、エッジの効いたアイテムを投入、同社ウィメンズ業態の中でも独自の展開を行ってきた。

　撤退は、同社が今秋から着手したUAストアのリブランディングに伴うもの。「次世代」ライフスタイルを提案するフルラインストア「ビューティ アンド ユース ユナイテッド アローズ」を新設したことで各店のターゲットが明確化し、既存ブランドを継承した「ユナイテッドアローズ」の打ち出し方も変わった。

　最大の原因は、業態の2分割で後者のユナイテッドアローズに「先駆的商材や嗜好性の強いアイテムが必要になった」（同社）こと。既存のウィメンズ店舗ではチェンジズとの差別化を図るため、仕入れ商品の重複を避けてきた。チェンジズを閉鎖することで両ブランドを統合し、2店舗を個別に訪れていた客の利便性アップも狙う。

　「デレク・ラム」などチェンジズ原宿店がメーンで扱ってきたブランドの一部は、ショップを閉鎖する1月31日以降、「UA 原宿本店 ウィメンズ館」（神宮前2）で展開を始めるという。これに伴い原宿ウィメンズ館では1月下旬、増床を含むリニューアルを予定している。

　なお、キャットストリートの店舗跡地の利用については「現在のところは何も決まっていない」（同社）という。

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