
ファッションブランド「BASICKS(ベイシックス)」初のリアル店舗となる旗艦店(渋谷区神宮前6)が7月19日、神宮前交差点近くにオープンする。
同ブランドは、パリコレクションにも参加したファッションブランド「CHRISTIAN DADA(クリスチャンダダ)」(活動休止中)のデザイナー森川マサノリさんが2021年に設立。ブランド名は「Basics(基本)」に加え、スラングでかっこ悪いを意味する「Basic」、かっこいいを意味する「Sicks」を組み合わせた造語。
アパレル販売などを手がけるANAP(港区南青山4)が6月、ブランドの世界観や企画力を尊重しながら、自社のEC・物流・経営インフラを提供し成長を後押しする戦略的ブランドとして、同ブランドをグループ化し、投資を始めた。同ブランドをANAPグループの成長戦略の中核として、アジア市場やパリをはじめとする欧米市場への進出を視野に入れたグローバルな展開を加速させていく予定。
「世界中のファッショニスタやクリエーターが集う」街と位置付ける表参道に出店する同店は、国内外のカルチャーに対して「より強い存在感を示す」ことや、ブランドの世界展開に向けた「本格的な起点」としての役割を担う。地階に位置する店舗では、ブランドの「基本を新たな視点で捉え直す」思想を、空間全体で体現。壁が垂直ではなく斜めに傾いたエントランス、ステンレスの壁面、むき出しの照明などで来店客に「違和感を与える」デザインに仕上げた。
「日常の中に埋もれがちな基本的なデザインを新しい角度で見つめ直し、違和感を再構築する」をコンセプトに、シンプルながら「印象に残る」デザインのアイテムを展開。環境に配慮したものづくりを目指し、オーガニック素材を「積極的に」使っている。定番コレクションをはじめ、米ベーシックアパレル・アンダーウエアメーカー「Fruits of the Loom」とコラボレーションした「特別パックTシャツ」や、シャツパーカ、ポロシャツ、ワンピースなど店舗限定アイテムを11型用意。
川崎の古着ショップ「NEWJOKE」と協業して森川さんがセレクトした古着も扱う。今後は、他ブランドとのセレクトアイテムも展開していく予定。
営業時間は11時~20時。