
参議院議員選挙の投開票が7月20日に迫る中、有権者が自身で投票所に持ち込める「マイペン」を選んでもらおうと、体験型イベント「ためしがき参院線」が現在、代官山蔦屋書店(渋谷区猿楽町)3号館2階の「SHARE LOUNGE(シェアラウンジ)」で行われている。
選挙の投票所内に用意されている鉛筆のほかにも、感染症予防や、自身が書きやすいものなどの観点から、持ち込みもできる筆記具。「ためしがき参院線」と題したイベントは、東京都選挙管理委員会が蔦屋書店と共に企画。参加者が投票用のマイペンを選び、専用の紙に「試し書き」することで、投票を「自分事」として捉えられるきっかけづくりを目的に、7月7日から、都内の蔦屋書店4店舗(代官山・中目黒・六本木・銀座)とオンラインで展開している。
代官山は、シェアラウンジのレジ横のスペースにコーナーを設け、シャープペンシルや鉛筆、油性ペンなど10種類の筆記具をセレクト。試し書き用のメモ用紙には、今回の企画に絡めた文章を、一部の文字をあえて歯抜けにした状態で印刷。そこに「試し書き」で線を足すと、完成するようになっている。試し書きした後は、「投票箱」と書かれたボックスに用紙を折って入れ、投票体験もできるようにした。
10本のセレクトの中でも、光が反射してもテカリが少なく黒々とした線が書ける鉛筆「PITTグラファイトマット鉛筆」(ファーバーカステル、300円)、既存の油性ペンより弱い力でも書けるという「マッキーケア超極細」(ゼブラ、120円)の売れ行きが特にいいという。ほかにも、加圧式で書き出しがかすれない油性ボールペン「エアプレス」(トンボ鉛筆、600円)、シャーペンではキャップ付きの「ケリー」(ぺんてる、1,800円)、国産杉の圧縮材を使った高級な「シャープペンシル」(クリプトメリア、1万3,000円)、太めの2ミリ芯の「大人の鉛筆」(北星鉛筆、740円)などをそろえる。
試し書きの紙には、実際の投票所でも使われている、表面がすべすべとした「ユポ紙」も併せて用意する。
今月17日~20日には、選挙イメージキャラクター「めいすいくん」をモチーフにした、しおり状のボールペンを先着2000個限定(1人1個)で進呈する。
営業時間は7時~22時。