写真と食の力で子どもの幸せを創ることを目指す総合保育テックサービス「はいチーズ!」を提供する千株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 千葉伸明、以下 当社)は、全国の保育園や幼稚園・小学校に通う子どもを持つ保護者1,751名を対象に「小学校受験に関する意識調査」を実施しました。
調査の背景
少子化が進む中、増加を続けていた私立小学校の在籍者数が令和後初の減少となり、79,990人(前年比67人減)となりました。一方で、私立小学校数は令和元年比で12校(+5.1%)増加しており、子どもの減少と学校数の増加により、今後入学志願者の獲得競争がさらに激化すると予想されます。(※)
本調査では、全国の保育園や幼稚園・小学校へ通う子どもを持つ保護者を対象に、私立小学校受験に対する意識を調査しました。
※出典:文部科学省「令和6年度学校基本調査」(2024年12月18日)
https://www.mext.go.jp/content/20241213-mxt_chousa01-000037551_01.pdf
調査結果のトピックス
■受験しなかった理由、「金銭面」は少数派
小学校受験の選択に至らなかった理由として最も多かったのは「興味がなかった」(59.6%)でした。
一方「金銭面」を理由に挙げたのは24.8%と4分の1未満にとどまり、経済的負担よりも関心の有無が大きな分かれ目となっていることが分かりました。
■受験の検討を始めると浮かび上がる“金銭的不安”
非受験・受験未定の家庭のうち、受験を検討している層の主な動機は「子どもの成長への期待(または不安)(58.3%)」と「子どもが安心できる環境(55.1%)」で、子どもの成長や環境を重視して検討に至るケースが多いことが分かりました。また、検討者の56.7%が「金銭面に不安を感じている」と回答しており、検討段階で経済的負担が大きな懸念となっている実態も浮き彫りになりました。
調査結果のトピックス詳細
1.小学校受験を「検討しない」家庭が大半
保護者1,751名に小学校受験の実施状況を聞いたところ、2.7%が受験した(または予定している)と回答しました。
一方、非受験・受験未定の家庭のうち受験を検討したのはわずかで、多くの家庭が受験をそもそも検討対象にしていないことが明らかになりました。
2.受験を選択しなかった理由は「小学校受験に興味がなかったため」が最多
小学校受験を「実施しない」と回答した非受験者へ小学校受験を選択しなかった理由を聞いたところ、「小学校受験に興味がなかった」が59.6%と突出しており、次いで「公立小学校を希望していたため(39.1%)」、「子どもに負担をかけたくないため(27.4%)」、「金銭面(24.8%)」となりました。「金銭面」を理由に選択している人は全体の4分の1と少数でした。
<非受験者の具体的な意見>
・小学校受験という存在は知っていたけど、周囲に経験者がいなかったため選択肢に入らなかった。
・コミュニティを狭めず処世術を学んでほしいため公立小学校を希望した。
・私立小学校だと学童利用ができないと聞き、ライフスタイルと合わないと判断した。
3.金銭面は“検討の壁”ではないが、“検討中の不安”では最多理由に
非受験・受験未定の中で「受験を検討した」と回答した127名にその動機を尋ねたところ、最も多かったのは「子どもの成長への期待(または不安)(58.3%)」、次いで「子どもが安心できる環境(55.1%)」という結果になりました。子どもの成長や環境を重視して受験を検討する家庭が多いことがうかがえます。
小学校受験の検討段階において「金銭面」は受験実施を左右する決め手とはなっていないようです。しかし、非受験・受験未定で受験を検討している家庭の56.7%が「金銭面に不安を感じている」と回答しています。受験を検討し始めたあとは「金銭面」が大きな不安要素になることが明らかになりました。
また、母数が少ないため参考値ですが、実際に受験を経験した家庭では受験にかかった費用の平均は185万円、中央値は100万円という結果になりました。
今回の調査で、私立小学校受験の検討有無には金銭面以上に「そもそも関心があるか」が大きく影響していることが明らかになりました。一方で、実際に受験を検討した家庭では「成長への期待」や「子どもが安心して過ごせる環境」など、子ども自身を軸にした動機が重視されており、小学校受験が子どもの未来を見据えた前向きな選択肢の一つとして捉えられていることがうかがえます。
【調査概要】
・調査期間:2025年1月9日~1月19日
・調査方法:Webアンケート
・調査対象:はいチーズ!会員(※)1,751名
※はいチーズ!会員=未就学児、園・学校に通う子どもを持つ保護者
≪はいチーズ!とは≫
「はいチーズ!(https://sencorp.co.jp/service)」は『こどもにピース』をモットーに、保育園・幼稚園など子どもを預かる施設や保護者とともに子どもの幸せを育むことを目指す、総合保育テックサービスです。
運動会や発表会など季節行事の写真撮影から販売、問い合わせ対応まで、トータルでサポートする写真に特化したインターネット写真販売「はいチーズ!フォト」をはじめ、保育ICT「はいチーズ!システム」、アルバム制作「はいチーズ!アルバム」、動画撮影「はいチーズ!ムービー」で子どもの記憶や記録を残し、給食・食育サービス「はいチーズ!ベジ」では子どもの健やかな成長を支援します。未来ある子どもたちの人生がより豊かで幸せに溢れたものになるように、心と身体の両面へアプローチするサービスを提供しています。
≪千株式会社 会社概要≫
代表取締役社長:千葉伸明
本社 :東京都千代田区紀尾井町1番3号
東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー14F
設立 :2004年10月
HP :https://sencorp.co.jp
はいチーズ!は、千株式会社の登録商標です。
千株式会社
【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
千株式会社 広報グループ 担当:吉武、早野、椛沢
TEL:03-6266-6662 E-mail:pr@sencorp.co.jp