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渋谷西武「トップス渋谷店」、閉店で客殺到 「思い出のカレー」惜しむ声も

「トップス渋谷店」店舗入り口(写真提供=トップス)

「トップス渋谷店」店舗入り口(写真提供=トップス)

 9月30日の西武渋谷店(渋谷区宇田川町)の閉店に伴い、カレーやチョコレートケーキなどが親しまれたレストラン「トップス渋谷店」(A館5階)も閉店する。

人気のあった欧風カレーやチョコレートケーキなど(メニュー写真)

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 同店は1976 (昭和51)年にオープンし、50年にわたり営業を続けてきた。買い物ついでに、家族連れや友人らとランチやお茶をする常連客も多く、閉店の知らせを受け客が殺到。西武渋谷店の「思い出の味」として「トップスのカレー」を挙げる人も後を絶たず、同店でカレーを「食べ収め」ようと、営業最終日となったこの日も多くの客が詰めかけている。

 同店を経営するトップス(港区)広報によると、カレーのメニューの中でも特に人気だったのが「ビーフカレー(欧風ソース)」。フライドオニオン・干しブドウがのったライスも特徴的だった。かつては「クラブオンセット」と呼ばれていた「Top’sカレーコース」は渋谷店限定のメニュー。カレーにビシソワーズ(冷製ジャガイモスープ)とトマトサラダ、ドリンクが付いたコースで、チョコレートケーキなどのケーキをオプションで付けて頼む人も多かった。

 同店では、閉店を前に8月後半から店の入り口前にメモリアルボードを設置。付箋とペンを用意し、来店客からのメッセージを募ってきた。開店と同時に10組以上が入店し、営業時間中も常に10~20組の行列ができるなど、満席状態が続いていた。思い出や感謝のメッセージをつづったボードのメッセージは500件を超え、アルバムにして自由に閲覧できるようにもした。「閉店後は、貴重な財産として大切に保管する」という。

 同社の箱崎英次社長は「渋谷の街を代表する西武渋谷店が長い歴史に一区切りを迎え、新たなまちづくりへと歩みを進める中、トップス渋谷店も閉店の日を迎えることになった」と、西武渋谷店の閉店についても触れながら、「当時としては珍しかった大理石をあしらったテラス風の店内で、本格的な欧風カレーとチョコレートケーキをお届けできたことは、私どもにとって大きな誇り」とコメントする。

 「常に新しい文化やトレンドを生み出してきた渋谷の街で、長年にわたり変わらず足を運んでくださったお客さま一人一人に、心より感謝申し上げる」と謝意を示し、「これからも素材と手作りへのこだわりを大切にしながら、よりよい味と時間をお届けできるよう努めていく」と言葉をつなぐ。

 渋谷エリアへの再出店は未定だが、渋谷を含めた東京都心でのレストラン業態の再出店については「いつか必ず果たしたい」としている。

 カフェ業態の直営店「トップスカフェ東戸塚店」「トップスカフェ越谷レイクタウン店」は営業を続け、「引き続き伝統のカレーを召し上がっていただける」とも。