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NHNジャパン、渋谷ヒカリエに本社移転-随所に仕掛け、災害対策も

総合受付近くには同社のサービス「LINE」のキャラクター「ブラウン」(クマ)や「コニー」(ウサギ)のぬいぐるみも

総合受付近くには同社のサービス「LINE」のキャラクター「ブラウン」(クマ)や「コニー」(ウサギ)のぬいぐるみも

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 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)オフィスフロアに10月1日、「ハンゲーム」「LINE」などを手掛けるNHN Japanが本社機能を移転した。

レゴテーブルなどを用意するカフェ

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 2000年9月、韓国最大のインターネットサービス会社NHNの日本法人としてハンゲームジャパンが設立し、同年11月より日本語版サイトの運営をスタート。2003年8月に社名を現在のNHN Japanに変更し、同年10月にウェブ検索サービスを手掛けるネイバージャパンと合併。2010年5月にポータルサイト「livedoor」を運営するライブドアの株式を取得し子会社化。今年1月には、NHN Japanとネイバージャパン、ライブドアの3社が経営統合した。

 今回、事業拡大・人員増加に伴い移転。同社は渋谷で創業した経緯もあり創業地に戻ったかたちになる。フロアは19階と27~29階の4フロアで、フロア面積は合わせて約8742平方メートル。27~29階はフロア内の内階段でつながっている。空間デザインは、米ゲンスラー・アンド・アソシエイツが担当。「UX(User Experience)に最適化したスペース」として、社員の行動パターンを考慮し「一番便利な形」にした。エコを意識し一部壁面などに緑色を使うほか、家具のほとんどは旧オフィスから持ってきたものやリサイクル家具を配置。「LINE」のキャラクターの人形を置くなど、随所に同社のサービスに関するものを「さりげなく」デザインしている。

 27階の総合受付近くにはライブラリー(待合場)を用意。床には本棚をイメージしたデザインを施し、中には同社のロゴや同社が展開するサービスの名称も忍ばせる。同フロアのカフェでは、サンドイッチや弁当、ドリンク類、菓子などを販売するほか、キャラクターグッズなどを販売するショップも併設。レゴテーブルを置くほか、床は「韓国式けんけんぱ」「ケイドロ」「だるまさんがころんだ」などもできるようデザインした。

 会議室は、畳を敷いた掘りごたつの部屋や全面ホワイトボード素材の部屋など計52室(最大約50人)。ゲームなどの仕様を被験者にテストしてもらい、カメラやマジックミラーを配した「リサーチルーム」も引き続き用意。役員会議室のカーペットは国土地理院から購入した衛星地図を基にした地図が描かれており、現在の同社の位置を示している。

 同社では災害対策も強化。社内には社員全員分の食料・飲料(3日間分)を備蓄しているほか、ヘルメットや防寒具、水、震災時帰宅支援マップ(首都圏版)などを入れたキットを用意し、机の下に常備。

 災害時にはPCやスマートフォンで確認できる「セコム安否確認サービス」を活用し、ネット経由で全社員の安否確認ができるようにした。同施設自体が耐震構造であるほか、災害時に避難場所として提供されるなど災害対策を行っているため、同施設内に入居することにも「意義がある」としている。

 現在同所には、同社の社員約1000人と、子会社のNHN Service Technology、ジェイ・リスティングの社員が勤務する。

 同社執行役員法務・セキュリティー担当の泉原克人さんは「人、もの、情報が集まる最新の場所(=渋谷)で最新の施設の中で、より良い人材が集まり、コミュニケーションを軸にクオリティーの高いサービスを提供できるようになっていければ。そのために、安心して働ける環境を整えた」と話す。今後、以前から実施している一般ユーザーを招いたイベントなども行っていく予定。

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