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「インディペンデント映画を配給する方法」-渋谷・アップリンクでワークショップ

ベルギーの作家エルジェのドキュメンタリー「タンタンと私」より

ベルギーの作家エルジェのドキュメンタリー「タンタンと私」より

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 渋谷・宇田川町のミニシアター「アップリンク・ファクトリー」(渋谷区宇田川町、TEL 03-6825-5502)で11月4日・5日、「半日映画配給ワークショップ~インディペンデント映画を配給する方法~」が開かれる。

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 学生や会社員など「忙しい人」向けに半日で行う同企画は、2009年から不定期で展開している。アップリンク社長の浅井隆さんをナビゲーターに、今後同シアターで公開する作品を特別上映し、その宣伝方法を考えるほか、既に公開した作品を上映し、その映画の買い付け経緯・金額や宣伝方法・宣伝費、興行収入など「なるべく具体的な数字」を基に映画の配給の仕組みとビジネスを学ぶ。

 今回、スティーブン・スピルバーグ監督の最新作「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」の作者で、ベルギーの作家エルジェのドキュメンタリー「タンタンと私」(アンダース・オステルガルド監督、2012年1月下旬公開)と、山形国際ドキュメンタリー映画祭2011で山形市長賞(最優秀賞)を受賞した天文学ドキュメンタリー「光、ノスタルジア」(パトリシオ・グスマン監督、2012年春公開)の2作を特別上映するほか、「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」(バンクシー監督)や「100,000年後の安全」(マイケル・マドセン監督)など今年公開された作品なども上映する。

 浅井さんは「なぜ映画を配給する仕事は面白いのか、それは一言で言うなら自分の知らない多様な価値観を知る事ができるからだと思う。アップリンクでは一年を通して映画祭を行うディレクターのような気持ちで作品を選定し買い付けを行い配給している。今回の企画は、映画が観客の皆さんに見てもらうまで、配給会社がどのような活動をしているのかを知ってもらうためのワークショップ。これから公開する新作を誰よりも早く見てもらい、その新作をどうやって宣伝していけばいいかを皆さんと一緒に考えていくことができれば。映画の配給に興味のある人、将来映画の仕事に就きたいと考えている学生の方の参加をお待ちしている」とコメントしている。

 開催時間は各日17時~22時30分終了予定(受け付けは16時30分~)。参加費は各日3,000円ほか(鑑賞料、パンフレット代含め)。定員は各日70人。現在、メールで参加予約を受け付けている。

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