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表参道で東日本大震災復興支援「注文の少ない?作家展」-「再生」テーマに

場内には「再生」をテーマに14人のアーティストが制作した作品41点が並ぶ

場内には「再生」をテーマに14人のアーティストが制作した作品41点が並ぶ

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 表参道の現代アートギャラリー「プロモ・アルテギャラリー」(渋谷区神宮前5、TEL 03-3400-1995)で9月29日、第2回東日本大震災復興支援展覧会「注文の少ない?作家展」が始まった。

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 宮沢賢治は、三陸地震津波が発生した1896(明治29)年に生まれ、三陸沖地震が発生した1933(昭和8)年に亡くなった。同年11月3日に「雨ニモマケズ」を手帳に書き留めている。「数字の因果か」今年3月11日に東日本大震災が発生した。

 画家・池田浩さん、渡邉貴裕さん、書家・佐藤啓幽さん、コロンビア人版画家ゴンサロ・ピニージャさん、彫刻家・吉野祥太郎さん、湯川隆さん、写真家・宮本敬文さんなど国内外の作家9人が「何ができるだろう」と、復興に向けた「小さな行動」を起こすことを決め、「子どもたちの未来がきっと明るく、希望に満ちたものになるよう」に願いを込め、宮沢賢治の作品(「注文の多い料理店」)からタイトルを決めたという。4月に初めて開催し、今回で2回目となる。

 今回は14人のアーティストが参加し、41点の作品を展示する。池田さんや吉野さん、ピニージャさんなど前回の参加者のほか、チェコ人作家ネルソン・ドミンゲスさんやキューバ人版画家のエドワルド・ロカ(チョコ)さんなども初参加。ゲスト作家としてアニメーション作家・山村浩二さんと、俳優で監督、Rebirth Project代表の伊勢谷友介さんを招いた。

 今回、「再生」をテーマにそれぞれが制作した作品を展示。同展の収益は全額朝日新聞社やベルマーク教育助成財団などを通じて被災地の小学校の教育備品として支援する運動に充てられる。

 開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。10月4日まで。

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