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渋谷で複合アートイベント「ART PICNIC」-ZINEやアート販売、映画上映など

「ディクショナリー倶楽部」(写真=外観)でアートやデザインなど各方面のアーティストが参加するアートイベント「ART PICNIC」が開催される

「ディクショナリー倶楽部」(写真=外観)でアートやデザインなど各方面のアーティストが参加するアートイベント「ART PICNIC」が開催される

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 渋谷・神南の多目的スペース「ディクショナリー倶楽部」(渋谷区神南1)で12月18日、アートイベント「ART PICNIC VOL.3」が開催される。主催はクラブキング(同)。

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 「ピクニックに出かけるようにアートを楽しむ」をコンセプトに、昨年11月に初開催した同イベントは、出展者がブルーシート1枚の上に「ギャラリー」を開き、「送り手と受け手の相互がコミュニケーションを取れる場所づくり」を目指すもの。表参道ヒルズ(神宮前4)地下3階「スペースO」で開催した過去2回にはそれぞれ約2,000人が来場した。

 3回目となる今回は、今年7月にオープンした同社の新拠点で開催。アートやデザイン、パフォーマンス、フードなどのジャンルで活動するアーティスト30組以上が参加。同社が編集・発行を手がけるフリーペーパー「dicionary137号」刊行記念として、「過去・現在・未来」をテーマに9人のアーティストが制作した「Zine」をメーンコンテンツにした同号の特集「ZINE~PST AND FUTURE~」と連動。会場では出展アーティストオリジナルのZineも販売する。

 日用雑貨・家具などのセルフプロデュース、アートやデザイン企画のディレクションなどを手がけるデザインスタジオ「Schatje Design(スカーチェ・デザイン)」は、セルフプロダクションシリーズの新作で、空き瓶に研磨剤を吹きつける「サンドブラスト加工」を手作業で行い、模様付した再生プロダクト「bottle」を展示・販売。小林弘和さんと山田春奈さんによるクリエーティブユニッット「SPRED」は織物作りを手がける工房織座(愛媛県今治市)とコラボレーションしたストールブランド「ITO」などの製品を販売。17時30分~18時には、一日の行動を21色のカラーに置き換え、それらを24時間の時間軸に沿って記録することで「生活の模様」を表したアートワーク「Life Stripe」の上映も。

 ザリガニワークス(神宮前4)は代表作の「コレジャナイロボ」をはじめ、ミニチュア石こう像やミニチュアハンティングトロフィーなど、「アートな」的をコルク銃で撃つ「アート射的」を展開。このほか、電子楽器「ウダー」の開発者・宇田信道さんは同楽器を展示・実演。1998年に同志社大学演劇サークル「同志社小劇場」内で結成された劇団「ヨーロッパ企画」は、同劇団主催の映画祭「ヨーロッパ企画presents ショートショートムービーフェスティバル(SSMF)」で上映したショートフィルムの中から、メンバーが選んだ作品を上映する。

 会場では料理研究家・山戸ユカさん、木工アーティスト「chip the paint」(しみずまゆこ)さんとコラボし、「森のピクニック」をテーマにダッチオーブンで煮込んだシチューやサンドイッチなどを販売するほか、手作りスコーン・ケーキ「Sconz(すこんず)」がスコーンを販売するなど「フードコート」も展開する。

 「昼間のマーケットは、気鋭のアート作品から、クリスマスプレゼントにも最適な、アーティストオリジナルのグッズまでが集まる。夜の映像インスタレーションは、都会のアウトドアイベントさながら『大人の学園祭』のようにたくさんの方とお酒を片手に楽しんでいただけたら。代々木公園も近いので、散歩がてら気軽にお立ち寄りいただきたい」と同社スタッフの佐藤妙子さん。

 開催時間は12時~20時。入場料は500円(1クーポン、商品交換チケット付き)。

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