渋谷・神南「ディクショナリー倶楽部」に非公認「校歌」-ワークショップで創作

完成した歌詞を仮メロディーに乗せて全員で合唱

完成した歌詞を仮メロディーに乗せて全員で合唱

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 渋谷・神南の多目的スペース「ディクショナリー倶楽部」(渋谷区神南1)で9月17日、参加者と講師が共に「校歌」の歌詞をつくるワークショップ「非実在校歌製作講座」が開かれた。

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 クラブキング(世田谷区)が運営する、「学ぶを遊ぶ」を合言葉にした大人向けの学校「ART SCHOOL」の授業の一環。DJ・エディターとして活躍するミズモトアキラさんと、オンライン・レコード店「LOVE SHOP RECORD」店主の前園直樹さんが講師となり、「校長には非公認」ながら「ここで過ごした時間が残っていけば」との思いで、「渋谷が(谷なので)ダムに沈んだとしても、歌は唇の上に残るだろう」(ミズモトさん)と企画した。

 ゲストには、ポップ・ロックバンド「ノーナ・リーヴス」でギター・キーボードを担当する奥田健介さんが参加。授業では、まず校歌の歴史・歌詞の内容などについて振り返りながら、校歌の特徴、意味を紹介。参加者に同校へ向けてのキーワードを募った後半では、印象的だったキーワードをホワイトボードに羅列。「唯一の作詞経験者」という前園さんが先導して、「渋谷はちょっと苦手」「ここにたどり着いたときに達成感があった」「オザケン」などのキーワードを組み合わせながら、その場で意見を出し合って校歌の歌詞を完成させた。

 「ディクショナリー倶楽部に 来たれよ young man(わこうど)!」と締めくくる歌詞は、1990年代の渋谷にも言及した「大人向け」に仕上がった。最後には仮メロディーに乗せて全員で合唱。奥田さんは「校歌と思って歌うと校歌に聞こえてくる。感動した」と高評価。ミズモトさんは「今回の企画を考えるにあたって、単なるワークショップではなく『つくり上げた感』がある制作講座にしたいという気持ちがあった。歌詞づくりで会場全体がグルーブしていったあの感じがやりたかったこと。楽しかった」と笑顔を見せた。

 同校歌は今後、正式なメロディーに乗せた後、ディクショナリー倶楽部のオフィシャルサイトで発表する予定。

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