裏原宿の新進カルチャースペース「VACANT」が1周年-記念イベントも

多目的フリースペース「VACANT」が1周年。古着店の原型を残した内装は、古材を敷き詰めた床、白塗りのパンチングボード、杉材などを組み合わせた独特の雰囲気

多目的フリースペース「VACANT」が1周年。古着店の原型を残した内装は、古材を敷き詰めた床、白塗りのパンチングボード、杉材などを組み合わせた独特の雰囲気

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 原宿「デザイン・フェスタ・ギャラリー」(渋谷区神宮前3)そばにオープンし、原宿のカルチャーシーンをけん引するスペースの一つとなった「VACANT(バカント)」(神宮前3、TEL 03-6459-2962)が5月1日で1周年を迎える。

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 同施設は10年ほど前にできた3階建てのプレハブ建築で、2008年末までは古着店が営業していた。最大4メートルの天井高に、1階・2階を合わせた施設面積は約250平方メートル。通常時は1階をカフェ・ショップ・ギャラリーの機能を備えたラウンジとして営業する多目的フリースペースで、昨年5月にオープン。スペースレンタルも行いながら、自主企画によるアート・カルチャーイベントも精力的に展開する。運営は「NO IDEA(ノーアイデア)」。

 こけら落としとなったのは、気鋭アート集団「Chim↑Pom(チンポム)」による「広島!」展で、広島市現代美術館での展示が中止に追い込まれた経緯を持つ「いわく付き」の個展。昨年7月に開催した現代音楽家・大友良英さんの「without record」展では、ポータブル・レコード・プレーヤー約100 台を使った大規模なサウンド・インスタレーションを展開。米ファッションデザイナー、スーザン・チャンチオロさんのアパレル・ドローイング・オリジナル料理レシピなどを複合的に紹介した「The wisdom of flowers」、物々交換スタイルのアート見本市「ART FAIR FREE」など、これまでさまざまなタイプのイベントに柔軟に対応してきた。

 スペースのコンセプトは「人が集まり、つながり、その関係性のなかで、さまざまなものがつくられ、表現されていく現場になること」。一連の展示について、ノーアイデア代表の永井祐介さんは「アーティストの方々との直接的やりとりのなかで展示が完成していく」と話し、「(それらの)プロセスを経て、僕ら自身が多いに刺激を受け、また次のイベントを企画する原動力になっている」と振り返る。据え置くような什器は置かず、「イベント形態や、その時の気分によって配置を毎週のように変えながら、いつも『新しい風景』をつくるように試行錯誤している」とも。

 5月1日~4日は、1周年を記念したイベント「WRONG DANCE, RIGHT STEPS 」を開催する。レーベル主催者や編集者やアーティストなど約20組が「癖(くせ)もの」を出店するフリーマーケット「原宿蚤(のみ)の市~年寄りのミラーの家の上に若いヘラジカ」(1日12時~18時)や、蛍光灯を使ったサウンド・パフォーマー伊東篤宏さんのライブイベント「Silent Emission vol.1」 (3日16時30分開場、3,000円)などの独自なイベントを展開する。

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