「アースデイ東京2009」概要発表-テーマは「Go!エシカル」

会見に登場したいとうせいこうさん(写真左)、Yaeさん(中央)、C.W.ニコルさん(右)。この日会場で使用した電力もグリーン電力でまかなった

会見に登場したいとうせいこうさん(写真左)、Yaeさん(中央)、C.W.ニコルさん(右)。この日会場で使用した電力もグリーン電力でまかなった

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 4月18日・19日に代々木公園一帯で開催される「アースデイ東京2009」の記者発表が3月3日午後、タワーレコード渋谷店(渋谷区神南1)地下1階イベントスペースで行われ、同実行委員長のC.W.ニコルさんや当日イベントに参加するいとうせいこうさんらが出席、イベントへの抱負などを語った。

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 70年代初頭アメリカ西海岸で始まった環境活動が世界に広がった「アースデイ(地球の日=4月22日)」は、「地球を守る」意識を世界で共有、地球温暖化などの環境問題に対する関心を呼び掛ける日。世界規模で行われる関連イベントは、世界170カ国以上に上ると言われ、東京では1990年から代々木公園を中心に大規模なイベントを開催。エコへの関心の広がりとともに年々規模を拡大している。

 「Shift Green(シフト・グリーン)」をテーマに300以上の団体が参加した昨年は、2日間で過去最大の12万5千人を動員。今年は、昨年同様「エネルギー」「食」「農」にスポットを当て、再生可能なグリーンエネルギーを使った音楽ステージや有機農家によるマーケット、20以上のカフェなどが参加するフードブースなどでイベントを盛り上げる。

 今年のテーマは、「倫理的」「道徳的」などを意味する「Ethical(エシカル)」を軸に据えた「Go!Ethical ~世界はみんなで変えられる~」。376団体(予定)が参加し、代々木公園をはじめ渋谷、原宿エリアなどのファッション店舗やインターネット上でも活動を展開する。

 2日間にわたりメーンステージで開催する「アースデイ・コンサート」には、女性4人組バンド「ズクナシ」や「フライングキッズ」浜崎貴司さん(同18日)、ミャンマー軍事政権への抗議をポエトリーリーディング形式で披露した昨年のライブも好評だったいとうせいこうさん、男女デュオ「オレンジペコー」(19日)らが登場。ステージはトークステージなどを展開し、3つの会場でバイオディーゼル燃料(BDF)、太陽光、水素(燃料電池)のグリーンエネルギーを、それぞれ使用する。

 エネルギーの自給を目指す同イベントでは、使用済み天ぷら油を回収しBDFに変えるワークショップや、BDFを精製するシステムを搭載し、昨年世界1週を果たした「バイオディーゼルアドベンチャー号」の凱旋展示イベントなど開催。出展団体や関係者、来場者らが会場までの往復で排出するCO2を植林でオフセットする試みも展開する。

 アースデイ東京でも人気の高い飲食コーナー「アースデイキッチン」には、都内を中心に24の飲食店が参加。広域渋谷圏からは表参道「ブラウンライスカフェ&デリ」や原宿「kurkku kitchen」、富ヶ谷のスローフードイタリアン「ライフ」、渋谷の琉球チャイニーズ「TAMA」などが出店、「地産地消」「旬の食材」などをテーマに「地球に優しい」メニューを提供する。会場では、昨年1万個以上の使い捨て食器を削減したという「ディッシュ・リユース・システム」(皿、食器などの再利用)を今年も導入。マイ食器の持参も呼び掛ける。

 イベント全体で力を入れる「食」では、会場の食料自給率を上げる新たな試みも始まる。千葉県・鴨川自然王国の棚田で、公募で募った若者らが昨年1年かけて収穫した米を使い、有機野菜などを添えた「地球力100%おむすび弁当」として販売。併せて提供する「夏みかんジュース」は、後継者不足などで放置された小田原周辺農園の再生活動「オレンジプロジェクト」と協力し採れた夏みかんをジュースにしたもの。両活動ともに来年以降の自給率向上を目指し、会場でもプロジェクトへの参加を呼び掛ける。

 「農」の取り組みでは、全国の生産者が新鮮な野菜を提供する市場も出現。農家による直売市を通じ、農業の魅力をアピールする。このほか、環境への取り組みとして、携帯電話などに使われるレアメタルの発掘によって激減するゴリラを救うための使用済み携帯回収ブースをはじめ、自転車向けのオフィシャル駐輪場、アースデイ東京仕様にラッピングしたごみ回収車なども登場。

 代々木公園以外の関連企画は、ユナイテッドアローズ、ベイクルーズグループ、タワーレコード、アヴェダなどの店舗が参加するグリーン電力導入プロジェクト「アースデイ・エナジー・アクション」や、ビームスのカフェ「TIME CAFE SHIBUYA」での限定メニュー企画、ザ・ノース・フェイス全取扱店で行う植林プロジェクトなど。

 会見に登場したC.W.ニコルさんは、森林再生に取り組む長野県「アファンの森」の活動内容などに触れながら「(森の)生物が豊かになると、自然に私たちの可能性も豊かになる」と話し、自身を「クマ」に例え「アースデイ東京が始まる前は、クマだから人が集まる場所が怖かった。その怖さを超えてやってきてよかったと思えるイベント。楽しいよ。ぜひ来てください」と来場を呼び掛けた。

 歌手、加藤登紀子さんの二女で「半農半歌手」として活動するYaeさんも「自分で野菜を育てて食べることが幸せ。自分自身の幸せを考えることがアースデイにつながるのでは」と自身の体験を交えながらアースデイをPR。5月からオンラインに移行する園芸ライフスタイル誌「プランテッド」の編集長も務めるいとうせいこうさんは「みんなの心と体が揺れるようなライブにしたい」とアースデイ・ライブへの意気込みを語り、「アースデイ『正しさ』を考える議論の場になれば」と話した。

 2日間で13万人の動員を見込む。

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