写美で写真家・土田ヒロミさんの個展-ニッポンの変ぼうぶりとらえる

続・俗神より 「花祭り」(朝鬼)愛知・東栄 1983年

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 日本の土俗的な文化、ヒロシマ、高度経済成長、バブル経済などをテーマに、変ぼうする日本の姿を撮り続けている写真家・土田ヒロミさんの個展「土田ヒロミのニッポン展」が、東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内、TEL 03-3280-0099)で開催されている。

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 土田ヒロミさんは、1960年代終わりから写真家として本格的に活動をスタート。作品ごとに明確なコンセプトがあり、独特のユニークな視点を生かし日本の問題意識を表現。「自己表現」と「徹底的な記録」という二面を用い、日本の社会性や時代背景に挑み続けている。

 展覧会は、東京都写真美術館が重点的にコレクションした作品に加え、最新作を含めた約140点の作品を展示。パート1「日本人」、パート2「ヒロシマ」、パート3「Dailyセルフポートレート」の展示構成で、土田さんのこれまでの作家活動の軌跡に迫っている。

 1月18日からは、ゲストを迎えた「土田ヒロミ対談シリーズ(仮称)」の関連イベントも開催。第1回は写真評論家の倉石信乃さんを招き、写真史をベースに土田作品を分析する(第1回18時~)。以降、第2回(2月1日)は美術作家・太田治子さん、第3回(2月8日)はピーター・バラカンさんとの対談を行う。

 会場は3階展示室。入場料は、一般=500円、学生=400円ほか。2月20日まで(月曜休館)。

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